毎日ひとつこと

Legato2FでLINNのAKURATE212SEとMAJIK ISOBARIKを鳴らしております。
同じブランドのスピーカーですが、結構違うものです。
・ブックシェルフ型とフロアスタンド型
・中高域のユニットの違い―3Kアレイと2Kアレイ
・ウーファーの違い―165mmのウーファーと20cmウーファーのダブル(しかもアイソバリック方式)
もちろん、音色の方向性は、真逆ということにはなりませんが、これだけ違うと出かたはかなり変わってきます。
でもそれぞれがいいスピーカーで、全然異なる出かたをするので、好みがはっきり分かれるかもしれません。
バッフル面いっぱいにユニット配置されたAKURATE212SE。
おしゃもじの部分の上からMID、TWEETER、SUPER TWEETERで構成される3Kアレイの精度は高く、更にこのMIDの3インチドライバーユニット450Hzまで出ているのです。
人の声の帯域は、400Hz~3kHz。ボーカルものやオペラなど声モノのほとんどはこの3Kアレイの部分でまかなえるということ。
それで、ものすごくなめらかで質感が明瞭な音になるのです。
更に、4ウェイユニットの全てが近接配置されているため、滲みなく、定位がものすごくいいスピーカーだと思います。
また低域も充分に伸びているので、美しいサウンドステージが広がります。
玄人好みの音ではありますが、このスピーカーにしか出しえない、素晴らしい鳴り方です。
素っ気ないほどミニマムなデザインのフロアスタンド型
MAJIK ISOBARIK。
こちらは、ウーファー部がなんといっても特徴だと思います。
LINNの初代スピーカーに採用されたISOBARIK方式。
これは、スピーカー下部に20cmウーファーを向かい合わせに配置しており、同一方向にユニゾン動作しています。
面積が倍になるため、出てくる低域の量感も2倍!
よってこのスリムなスピーカーからは考えられないくらいダイナミックな低域が再生されます。
サウンドステージの広さ、ダイナミックさを求められる方はこちらのスピーカーがお好きかも知れません。
どちらも負けず劣らず・・・
皆さまはどちらがお好きでしょう・・・。

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