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LINN LP12のご納品です。
そして、今回は新製品のLINGO4搭載の!

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何度も足をお運びいただき、アームの仕様、LP12に必要なパーツ、カートリッジ、電源、LP12本体のカラー・・・と、毎回少しづつ前進され、1月の中頃にご注文をいただき、まだかまだかと待っていただいていたのですが、なんだかいつもより入荷に時間がかかるなぁと代理店に打診しましたところ「もう少し」と言われ、待っていたら「あの」ニュースです。

そう。LINGO4の。
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LP12は様々なパーツの組み合わせで成り立っています。
下記がその構成要素。
・本体(LP12メカニカル)→全て共通
・電源→4種類(うち上位3種類はモーターも変わる)
・サブシャーシ→3種類
・アーム→LINN製は2種類
MAJIK LP12搭載はProject製。また、ORTOFONやSMEアームも搭載可能で、今回はORTOFON RS-212D
・カートリッジ
・底板→2種類+1(内蔵フォノイコURIKAは、底板にくっついているので、底板と兼用)

そのうち、ロングセラーモデルのLINGO電源のモデルチェンジと、内蔵フォノイコURIKAのデジタル化が2月発表されたのです。

今回、お客様からはORTOFONアームが使いたいとのご要望。
現行品のサブシャーシではORTOFONを搭載できないので、店の在庫として持っていた旧サブシャーシをつけ、振動を吸収するTRAMPOLIN(底板)、お持ちのカートリッジで、構成していたのですが、問題は電源でした。

電源は33/45回転も対応するようにLINGO電源にしたい・・でも筐体がアンプ類と同じというのは、大きいなぁ、かさばるなぁ・・仕方ないか・・とLINGOをご注文いただいていたところへ、新型の登場。
中々入荷がなかったのは、モデルチェンジのためで、LINNも出荷を待って新型への変更を(喜んで)受けてくれ、通常よりお待たせしたものの、こうして新型電源を搭載したLP12をお納めすることができたのでした。

サイズが約1/4になる上に、パフォーマンスが向上するのですから!いいことづくしです。
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どこに置こうかと悩まれていた電源もこの通り。
・・・この通りって、どこに!?
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ここです。LP12の下段の奥の黒い長細い箱。
お客様はこの度初めてLP12を導入されたので、従来のものと比べてということではないのですが、
LINGO4ではより一層安定した回転が得られるようになりました。
上位機種Radikalのテクノロジーを踏襲していて、FPGAでピュアな正弦波を作り、それでモーターをドライブしています。更に正しくモーターが装着されてさえいれば、回転速度の制御を行っているため、ストロボなどでの回転調整の必要もなし。

回転させたレコードの溝を針がなぞって信号にする・・・という1つの機構はどこも同じ。
いかにして各部のパフォーマンスをアップさせるかということを各社様々な考えでやっていますが、
LINNのこの考え方は正確さにおいて非常に信頼が置ける方法だと思います。
ロスがないことで得られる情報量の多さといったら・・。
その逆を考えれば、空恐ろしいほどです。
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リビングと続きの書斎の一角に置かれたお客様のコックピット。
ターンテーブルが綺麗にはまって、万全な体制となりました。
レコードもご用意されていて、ミュージックトラベルの準備万端。
もしかすると、そのうち管制塔(リビングの奥様)から「あれかけて!」なんていう指令が出たりして!?

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