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本日、LINNのCEOギラード・ティーフェンブルン氏を招いて本店でイベントが開催されました。
今回はモデルチェンジして評判のすこぶるいいAKURATE DSKのお披露目もありました。
ギラード氏は、最近アルトゥール・ピサロというLINN RECORDSの看板ピアニストに何日か同行したそうです。
このピアニスト、素晴らしく音が美しく、店頭でも以前からお勧めしておりました。

ギラード氏曰く、彼はショパン、ラベル、ドビュッシー、ベートーヴェンなどのピアノソナタの全てを暗譜しているそうです。・・・と、簡単に書いていますが、すごい数です・・・。
フィーリングで覚えているのだそうです。
そして、テクニシャン。テクニックを要する楽曲は大好きで、進んで取り組むのだそうです。
今回イベントで使用したのは最新のアルバムのアルベニスから1曲。

とりわけ難解なところは、譜面で見ると音符がたくさん並んで真っ黒になるくらい、技術のいる曲なのだとか。アルベニス自身、誰も弾けないようなものを作曲してしまって後悔するほどと言われるくらいの曲だそうです。
が、ピサロの演奏で聴いたこの曲は美しく、アルベニスが何を表現したかったかもわかるような気がします。(しかもスタジオマスターで、NEW AKURATEDSKで聴くとスゴイ。ヤバイ!と言ったところです。沢山の音が次々と生まれては消え、普通なら混濁してしまうようなものがとても美しく再生されました。)
テクニックはさることながら、音楽性もあって、とても好きなピアニストの一人です。
(テクニックだけを追いかけると穴に落ちることが多いですが、そのようなことがありません)
LINN RECORDSでもギラード氏自ら一押しのようですが、私も一押しとさせていただきます!

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