毎日ひとつこと
遅くなりましたが、この週末のみ、LINN Series5の520が店頭に!
(ごめんなさい、明日まで!)
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Davone Tulipくらいの大きさかなと思っておりましたが、ちょっと背が高く、
占有面積は小さい。
通常は1カラー(ペア)ですが、お着替えできることが分かるように、左右異なるカラーで置いてみています。
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天板ガラスのLINNロゴマークは下からLEDの光が透過して、暗くするとポワンと光ります。
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足下にはLINNのロゴバッチ。
ちなみに、11色あるファブリックも布地の地厚が異なるそうです。
このピンクパープルのファブリックは、Konfig上でFabrik2というフィルターを入力することで、透過率を最適化します。
今のところ、1、2、3、4というファブリック・フィルターがあるのですが、どれがどのフィルターになるのかは、この布地の内側に、タグがついていて、そこに表記されていました。
まだ脱がせていないのですが、ジッパーは下から上へ。
男性陣は、上から下げるほうが気分出るのに・・・と、中学生男子のようなことを言っております。20151003_1262722
底面。小さなスパイク。
上も下も、ガラス部分はうまく本体からフローティングされています。
考えているなあ!
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ユニットは、ウーファーとツイーターの2ウェイ。
スキャンスピークのユニットを使用。
ツイーターの下に、MAJIK109と同様の楕円形のバスレフポートがあります。
さて、形状についてのレポートはここまで。
オーディオショーでは530のみを鳴らしていて、ほとんど1日も鳴らされていないという520。
昨夜セッティングし、夜中鳴らしてオプティマイズもして聴いた印象・・・。
派手さはない。
うっとりするような高域とか、迫力のある低域とか、そうではない。
「ここで鳴っているよ!」という主張もそんなにないかも。
普通・・・なのかも。
だけど、この「普通」は、普通じゃない。
当たり前のように出しているけれど、思い出してみて、ユーミンは、小田カズは、こんな風に聴こえたっけ。
ヴァイオリンの響きを強調することもなく、ギターの弦が弾かれるのが極端に前に出てくるわけでもない。女性ボーカルの唇の濡れた感じにフォーカスが当たって本人以上の艶かしさを感じるわけでもない。
でも、そういう時、全体的に面白みのない音だったりするけれど、そうじゃない。
聞き入ってしまうんです。
オーケストラは、パーッと高さが出て、思わず「なんだこれ!いいな!」と思わず叫びます。
へんな表現ですが、すっごくクオリティのいい壁紙が曲によって色や柄が変わるような感じ。
部屋と一体化しているというのか、スピーカーの存在を感じさせないのです。
もしかすると、それはこのファブリックを纏った、黒子の効果なのかもしれません。
・・・
よくLINNの音を表現する時に
「ナチュラル」
「聴き疲れしない」
「ずっと聴いていられる」
「最高のBGM」
と言われます。
今までは、そう言われると
「主役と言ってほしい」
と心のどこかで思っていましたが、よく考えたら
「それの何が悪いの」
と思えてきました。
歌舞伎などで、どんなに主役がよくても、周りを固める人や義太夫がよくないと、
全然しまらないというか、かえって粗が目立つと感じることがあります。
LINNの音が主役である必要はないなと思いました。
主役、ミュージシャンだから!!
新しいSeries5、520はそんな風に思わせてくれる音。
これで充分。
文句のない音。
でも、このサイズで、この音。
普通じゃない音です。
普通の努力では出ない音。
明日まで置いています。
ぜひ、聴きにきて下さい♫
(明日!?って急過ぎでごめんなさい!)
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