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NuPrime DAC9+STA9、先週から鳴らしております。

いくつかわかったことを‥。

・DAC9のデジタル入力はかなりイイ

プレーヤーは同社WR100を使用しています。
まずはDAC9のアナログ入力に接続してみました。
そのあとWR100のUSB接続も試してみました。
この繋ぎでいくとDAC9とIDA8に限っては、バスパワーで電源供給できて、信号も送れるので、接続がシンプルでお気に入り。
しかも、アナログ接続より音がクリアで、イイじゃない!?
ということで、しばらくこのまま鳴らしていました。

DAC9+STA9 vs IDA16と言うご要望があり、比較されたお客様から、
ピーター・ガブリエルの音源が、DAC9+STA9だと、ちょっと気になる‥
やっぱりIDA16のほうが余裕があるかなぁ‥
やっぱりそうですかねぇ、、
なんて言っていたら、お客様のご友人から、待ったが入りました。
WR100をUSBバスパワー接続ではなく、IDA16と同じように光ケーブルで繋いでみたのを聞いてみたい・・と。

さて、接続変更してみたら、パワー感が全然違う!
力感が出て、厚みも増します。
これならDAC9+STA9で充分!!とのお声。

アンプ部の出力は、IDA16は200Wを備えてかなりパワーがあるので、もちろん差はあるのですが、
これだけ小型のSTA9でも、PIEGAのPremium3.2(2.5ウェイのトールボーイ)を駆動するのは余裕。
アンプのサイズ感もよいので、これはかなりイケてるシステムです。

今のところ、アナログ接続 <USB接続<光デジタルの順ですが、
あとは、同軸デジタルと光デジタルでも、どうか気になるところです。

・DAC9とSTA9間の接続
アンバランスかバランス接続か、端子も両方装備している上、アンプ側に切り替えスイッチがついています。
これ、アースループがしないためですね。
よく考えられています。
Legatoでは、アンバランス接続をチョイス。

アンバランス接続の際に気をつけたいのは、「シールド切り」を使うことです。
このNuprimeセットでアンバランスケーブルを接続する場合は、必ず「シールド切り」を使って下さい!
「シールド切り」ケーブルというのは、端子はアンバランスですが、線材がバランスで、
そのうち片側のシールドが切れていて、信号ラインでアースの方向性をつけられる・・
要は、アースループを断ち切るためにやることなのですが、
NuPrimeのこのセットの場合は、アンプの作り上、このケーブルが必須です。(※)
NuPrimeに限らず、シールド切りを使った方が良い場合は多々あります。
一部の海外製を除いて、日本製などほとんどの場合がシールド切りを使った方がよいのです。
もちろん、猫も杓子もではなく、普通のアンバランスを繋ぐ場合もあります。
要はアンプの送り側と受け取る側の作りによって、アースループが起こらないようにするため、
何を接続するかになります。
この件、いずれまた詳しく・・。
※ 更に、DAC9とSTA9の電源アースは浮かすこと!
電源タップ内でアースが共通になっていたら元も子もありません。
弊店のオリジナルタップは、アースピンが抜かれています。

ちなみに、シールド切りケーブルは、あいにくNuForceのケーブルは生産完了してしまいましたが、
他にSAECのケーブルや、なんとSTEREOSOUND製アンバランスケーブルも同じ類いのようです。
(「方向性はお好みの方で」という表記も見られたりしますが、正解な方向はいずれか自ずと決まっています。)

シールド切りケーブル、結構色々なところで活躍します。
一家に1本、いや2本?必要かもしれません。

とにかく、正しい接続をしないと、アンプの魅力の全てを出しきれません。
半分もその魅力を味あわないまま、「低音の感じが・・」とアンプを変えることになってしまいます。

「そんなに悪くないよ」と思われていたら、もっとよくなるかも!?
詳しくは本店の石井まで!(あ。逃げた。)
(いえ、何と何を接続する時はどう・・というのがまだ勉強中でして・・。窓口にはなれます。)

 

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