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OCTAVEのアンプ、真空管によってバイアス調整が出来るのは、割合知られるところとなっていますが、最近のモデルでは、ゲイン調整も出来るようになっています。(V110SE.V80SE、RE320、RE220)
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スピーカーに合わせて…といわれるものの、最初は、イマイチよく把握できていなかったのですが、LOUNGEで色々鳴らしているうちになんとなくマスターしてきましたよ!
やっぱりオーディオは使わないとダメですね。

OCTAVEの背面スイッチのゲインは二種類。
ハイゲインとローゲインがあります。
V80SEで言うなら、スピーカー端子の上にある赤いスイッチ。
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まずはスピーカーを、ハイゲインで鳴らすかローゲインで鳴らすかここの見極め。
それから真空管のバイアス調整は、付属している標準真空管の場合、ハイゲインの場合は、大抵ローバイアス。
ローゲインの場合は、ハイバイアスに合わせます。
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で、どんな場合にハイゲインかというと、現代のスピーカーや、制動しにくいもの、ユニットが重たいものはハイゲイン。
で、ローバイアス。

ヴィンテージ品などはローゲインとなります。
しかし一概には言えないところがあって、ヴィンテージでも、バイタボックスや、Tru-SonicのE3(1950年代初頭の3ウェイスピーカー)などはハイゲイン。Tannoyモニターレッドも時にハイゲインだけど、時にローゲイン。
JBLや、Tannoyモニターシルバーはローゲインとなります。
軽くて、鳴りやすいユニットは、ハイゲインにするとキツくなってしまうのです。

これで、結構違うもので、昨晩パラゴンを鳴らしていたV80SEを繋ぎ変えて、今朝PIEGA Coax511を鳴らしていたら、どうも調子が出ない。粘りというか、PIEGAの新しいコアキシャルリボンユニットC111の浸透力とか透明感がイマイチ出来らない。
あ、そうか。昨日パラゴンでローゲイン・ハイバイアスで鳴らしていたわ…ということで、ハイゲイン・ローバイアスに変えたら、本領発揮です。

同じアンプで鳴らしているし、ちょっとした違いのようですが、この違い、ハートを動かすか動かさないかで、大きな違いとなるのです。

アンプの気持ちから見ると、「なんでも来い!」ということデス。心強い!

Legatoブログより

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