使いこなし

今週設置したばかりのJensenのOld Imperial。

品があって奥行きがある素晴らしい鳴り方ですが、なにせ70年近く前のもの。
1Fで鳴らしているロレンツなどにくらべてもレンジは少し狭いので、もっと「イイ音」欲張ってツイーターを追加することに。
用意したのは、スキャンスピークのものとシアーズのもの。
本店のスタッフの指示のもと、試してみました。
コンデンサは、いつも使うJantzen Audioのもの。
ネットワークの計算式で調べて、コンデンサの値を出します。
今回用意したシアーズ(上の写真)は6Ω。スキャンスピーク(下の写真のスピーカーの上)は4Ω。
まずはスキャンスピークで。
手始めに18000Hzで切ってみようと、2.2μFのコンデンサを用意。
(この辺全部受け売りです。今は・・・)
聴いてみると、しょっぱなですが中々良い感じです。
でも上と下のつながりがもう一歩なような気が・・・。
1度クロスオーバーを下げたものを聴いてみたいとお願いして、16000Hzで。
これは音がかぶってしまってNG。
間の17000Hzにするとなんだかいい感じ。
でもちょっと低域が詰まるのかな。
スピーカーを前に出した方がいいのかな。
(ツイーターを追加すると高域だけでなく低域も伸びるのです)
本店のスタッフ石井に聴いてもらうと、これは意外とJensen高域が伸びているのかも。20000Hzまであげてみようということに。
20000Hzで切ってみると、芯が出て低域の抜けもよくなり、奥行きも出てきました。
最終的には、
スキャンスピークのD3004/664000(ベリリウムのもの)
20000Hzでカットしました。
しかしJensen、意外と上まで伸びていたね、と驚きです。
用意したもう1つのツイーター、シアーズは、個人的には音色は中々好み。
抑揚があって、シナトラの声には陰影が出る感じでした。
これも試してみたいけど、今日はシアーズ(6Ω)で20000Hz用のコンデンサの用意がなかったのでまた次回!!
・・・ちなみに、ツイーターの接続には1点注意が必要です。
アンプから直接、メインのスピーカーとツイーターと両方接続してしまうと、アンプがアップアップになって芯がなくなり音が悪くなります。
ツイーターを接続するときは、アンプからまずメインスピーカーへ。
そして、メインスピーカーからツイーターへと渡してください。
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