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LINN製品を多く取り扱う当店ですが、スタッフの間での音の好みは様々です。
少し前になりますが、LINNのEXOTIK(プリアンプ)・C2200(パワー)とTRIGONのTRV100(プリ)・TRE50BA(パワー)、の4つを使って、聴き比べをしました。

TRIGONの、このプリ・パワーが出た当初は私は入門編というところでしたので、華やかさが無いような気がして印象が薄く、そのままのイメージを持ったままやり過ごしていました。反対にEXOTIKは厚みがあってエモーショナルな好みの音・・・という印象。

この日試したことは、
EXOTIK+C2200、
EXOTIK+TRE50BA、
TRV100+TRE50BA、
TRV100+C2200
の4つの組み合わせでの比較。
スタッフ間の意見はやはりバラバラ。確かにどの組み合わせも良いのですが、私がベストマッチングに選んだのは・・・、意外にもTRV100とC2200の組み合わせ。渋みと厚みがあって、情緒深く、聴かせるんです。
上段でエモーショナルな音が好みと書きました。躍動感に溢れるような音を想像しますが、この組み合わせは違った意味でエモーショナル。BILL EVANCEのピアノが余韻を残して、この人の影の部分を垣間見るような気分にさせます。
ちなみに個人的には、この中でのことを言うならば一番しっくりこなかったのは意外や意外、EXOTIKとC2200の組み合わせ。もちろん、これは組み合わせたスピーカーやプレーヤーにもよりますし、それぞれ好みが違うので一概には言えません。ただ、同じシリーズや同メーカーで合わせるのがベストマッチングに思っていた私としては、別のメーカーを掛け合わせて自分の好みの音を探す楽しさを知りました。
「泥沼だ・・・」と言いながら嬉しそうなお客様の心中、お察しいたします。

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(竹田)

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