毎日ひとつこと

先日ご紹介した、UTAH社のユニットを搭載したオリジナルスピーカー。(右)

今日はこのユニットについて・・・

米国インディアナ州のUTAH社。
このメーカー、元々はエレキギターやオルガンなど楽器用のスピーカーユニットを作っていたのだそうです。
50年代アメリカでオーディオブームが到来し、元々シアター向けとか楽器向けとかプロ用のユニットを作っていたメーカーが各社の誇る技術でもって、こぞってコンシューマー向けに小さくてもよく鳴るモノや廉価版などを作り、売っていたのだそうです。
そんな中にこういう知られざる名機があるわけなんですね。
話をUTAHに戻します。
このユニット、実際触って頂ければなのですが、ウーファーの部分が良く動きます。
黄色い部分の幅のある布のエッジも柔らかい。
よく動くユニットは、大きいキャビネットに入れてしまうと、ダボダボになってしまうので、こんなに小さな箱に入れているわけ(一番上の写真)ですが、だからこその鳴りっぷりなのです。
コーン紙やエッジの動きやすさによって、キャビネットの容積を考えたり、おもしろ難しい面もありますが、要はユニットの最大限の力を発揮できるようなキャビネットが有ればいいわけですね。
色々なユニットを扱っていると、「ナルホド~」というのが、沢山あり、本当に面白いです。

ちなみに、前回のご紹介でお見せする事の出来なかったユニットの「横顔」。
コーンのラインに注目して下さい。お椀のような形になっているのが見えますでしょうか?
正面からは中ほどの写真になりますが、このユニットメカニカル同軸3Way。
こんなユニット見たことない!
このユニットは60年代の後半のもの。
この技術力、恐るべしです。
しかもユニットは、全て天然素材です・・・。

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