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左右のスピーカーが全く同じ作りになっていないものって、時々あります。

メーカーは、どちらを右に、どちらを左にしているのかな??
ということありませんか?

たとえば、下のイラスト。
左から
JBL C34縦型Harkness。
モノラル期の初期モデルではツイーターの075は右隅につけられていますが、弊店にただいま在庫しているものは、ステレオ再生を考えて、左右シンメトリーに変更しています。
なので、片チャンネルは左隅に075が位置します。
これを左右並べると、ツイーターは外側・外側になるか、内側・内側になるか。
環境にもよりますが、内側にツイーターがくるよう左右スピーカーを置いた方がキレが良くなります。

真ん中のBrodmann F1。
これはウーファーが片側の側面に配されています。
左右のスペースが開放的な場所に置かれる場合は、ウーファーは外側にくるように置くのがいいですし、スピーカーのすぐサイドに壁がある場合は、内側にウーファーがくるほうが音の抜けが良くなります。

右端のLINN MAJIK109。
真四角のブックシェルフスピーカーですが、全面丁寧に仕上げられた直方体なので、絶対縦に置かなければならないというわけでもありません。
思い切って横置きにしてみるのはいかがでしょう?
ツイーターが内側、あるいは外側にくるようにおくことによって、これまた音場の出方が変わります。

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大きいスピーカーは入れ替えもちょっと手間ですが、先入観や固定概念に囚われずに置いてみたら、ものすごくぴったりくるセッティングになることもあります。

たとえば、先日のBrodmann VC7のように・・・
このときは、左右のスピーカーを完全に向かい合わせにしてしまいました。
大型ヘッドフォンのような感じですね。
Brodmann VC7はウーファーが両側面にありますので、音場の広がりもバッチリ。
イベントご参加のお客様からは、今回今までで一番良い音だったというお話もいただきました。

イベントでお話される先生方のいらっしゃるポジション、他に鳴らす予定だったTannoyオートグラフ、PIEGA MasterLine sorce2との兼ね合いもあってのことでしたが、やってみたらすごく良かったのでした。

セッティングはご自身のお気に召すまま・・・、自由にやっちゃってください!!
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