じわじわと、この椅子が気になり始めています。
ボーエ モーエンセンのスパニッシュチェア。
最初に見た時は、なんだか無骨な椅子だなと思ったのです。オーレ ヴァンシャーのコロニアルチェアの大らかで優美なアームや、ぽってりと愛らしいウェグナーのベアチェア、洗練の極みのポール ケアホルム。そういうものに比べてみると、この飾り気のなさが無骨と感じたのですが、この椅子実はとても良い椅子なんだとしみじみ思うのです。
まず最初は、この幅広のアームが気に入りました。
閉店した後なんかに、このアームにパソコンを置いてブログをしたり、ちょっとコーヒー手元に置いてみたり。
そのうち、座面の高さだとか、たっぷりした幅だとか、ゆったりだけどちょうど良い背もたれとか、深く座っても、浅く腰掛けても、どんな風でもとても感じがよく、派手さはないけれど、だからなのか、じわじわと愛着が湧いてきました。
ベアチェアは椅子の王様で、毎日癒されているけど、このスパニッシュチェアもいつか…
(竹田)