スピーカーケーブル、インターコネクトケーブルなど、オーディオでは色々なケーブルを接続します。
長さを目分量でこのくらいと見積もってみると、意外と短くてギリギリだった、足りなかった・・
ということがあります。
例えば、この図。
アナログプレーヤーのフォノケーブルを、プリアンプのフォノ端子に接続しようとする図
アンプ内蔵のフォノ端子がどこにあるかによって、ギリギリ足りなかったり、ピンと張ってしまったりします。
(ピンクの位置にあるか、ブルーの位置に接続するかで、長さが意外と違います。)
また、フォノケーブルは大抵長さが決まっています。
(LINN MAJIK LP⒓の場合は約1m)
ラインケーブル(インターコネクトケーブル)と異なり、フォノケーブルで送っている信号は微小信号のため、なるべくこの距離を短くしたいのが、本当のところ。
LINNではURIKA(ターンテーブル内蔵フォノ)という製品があるのもそのため。
なので、ターンテーブルとフォノイコライザーはなるべく近くに置くことを前提にレイアウトしてみてください。
スピーカーケーブルをTVラックなどに置かれる場合の図
スピーカーとアンプが近くにあるので、1.5mくらいで大丈夫!
という場合も気を付けて・・。
ラックの背面が箱状に閉じられていて、通線用の開口部が図のように右端にしかない・・
という場合、ケーブルの長さは思う以上に必要です。
また、ブックシェルフスピーカーなどを専用スタンドに置いている場合もご注意。
見た目近くても、スピーカーの端子の位置、床からの立ち上がりを考えると、50cm足らなくてケーブルにテンションがかかってしまうということもあります。
ケーブルは、下図のように、多少長く感じられても、緩やかに配線されるのが、理想的。
短ければ短いほどよいというものでもないので、ケーブルお求めの際はこのあたりも是非再確認してみてください。
お部屋の中で、アンプやスピーカーがどの位置に何があって、どう接続するかを、販売員にお知らせいただくのがベストです。