Legato EYES

オーディオに「はまる」きっかけってなんでしょう?

やっぱり音や音楽にビックリした時ですよね。
私の「オーディオの洗礼」は、JBL Harknessでした。
お茶汲みのアルバイトで入って、お掃除とお茶出しとコピーくらいしかすることがなく、また、オーディオに対してもそれほど興味がなかった当時、それはやってきました。
その名もJBL Harkness。
入って3ヶ月でどんなに興味がなかったとしても、JBLにはお目にかかっていましたが、普段店頭に並んでいるのとは随分趣を異にしていました。
音が出るところの黒い丸いゴム(ユニット)とか高い音が出る部分(ツイーター)とかそういうのはまるで(見え)ないし、たんすのように大きいし、デザインがあるんだかないんだか、なんじゃこりゃ、これもスピーカー!?
しかし、そのスピーカーから吹いてきたのはパリの風にのったエディット・ピアフの声。
パリには行ったこともないのに絶対そうだと思うほどの鮮烈さを、この大きな箱から受けたのがすべての始まりでした。
この時覚えた「Harkness」と言う言葉、はたと思って単語を調べてみると、たぶん造語でしょう。人の名前にはあっても名詞にはありません。
そこで造語として、「Hark」を調べると、「よく聴く」「耳を傾ける」とあります。
要は「よく聴くこと」「耳を傾けるもの」みたいな感じでしょうか?
オーディオに全く関心のなかった私はHarknessに「オーディオで音楽を聴く」ということを教えてもらったのでした。
・・・
コメントは利用できません。