来週、大型施設に納品予定のALTEC A8の最終の音出しチェックをしていて、
ビリー・ホリデイの「のど」にやられてしまいました。
喉が開いてて、楽器のように自由に動いて、かつ潤っていて、
他の人ってこんなに「のど」を感じだたかな・・・と、色々聞いてみましたが、ビリー・ホリデイが一番深いところから出ている気がする。
ダイナ・ワシントン、サラ・ヴォーン、ニーナ・シモン、エラ・フィッツジェラルド、クリス・コナー、アニタ・オデイ・・・
白人の歌手のほうがのどが細い感じがするし、サラは口の中の響きのコントロール、エラは割と喉を感じるけれど、ビリー・ホリデイほど喉使っている人あんまりいない気がしました。
昔、オーディオで聴いて、オペラの誰それの肺を感じると話していた人がいたけれど、ビリー・ホリデイの歌が年々心の深いところに感じ入るようになってきたのは、なんだか納得いく気がしました。
ちなにに、こちらALTEC A8のホーンは、人間ののどのように折れ曲がっています。
来週、大型施設に納品して、
オープンは少し先ですが、若い方々に聞いてもらうのが楽しみであります。
(竹田)