Tru-Sonic E2の入荷の記事をアップしたのは年末も差し迫った頃。
年明け一番に開いた店のドアからは、マルタン マルジェラ のコートを羽織った男性が颯爽と入ってきて、なくなっちゃったらどうしようと思って急いで来た!と。
そう、このE2を見にいらしたのです。
Tru-Sonicの名前はあまり知られていないかもしれませんが、EAMSの名なら多くの方が耳にしているでしょう。このスピーカーのデザインはEAMSによるものなのです。
早逝したために長く残らなかったステファン・ツルソニック氏のブランド、Tru-SonicではEAMSがデザインしたスピーカーいくつかあり、これはそのうちの一つ。
現存するスピーカーシステムは大変少なく入手困難。
しかし、これ、見た目だけでない、中身もスゴイやつなのです。Tru-Sonicのユニットは隠れた名機。12インチ同軸2ウェイで、ヴァーガンディのエッジが美しいウルトラハイスピードの名ユニット。
クナッパーツブッシュ指揮の古い録音から、新しい録音、クラシック、JAZZにロックに演歌と縦横無尽なお客様のプレイリストにも余裕の構え。
デザインどころか、音も大変気に入っていただき、こうしてお部屋へ納まったのでした。
レトロプリンス(木枠)のLINN LP12、2A3の真空管アンプ、お部屋へ搬入の途中に通ったリビングには、フィン・ユールの椅子にイプ・コフォード・ラーセンのキャビネット。
このスピーカーの対面にもヴィンテージのデンマークのデスクと椅子。
お客様がどんな風に物を選んでこられたか垣間見え、そんな中にTru-Sonicを仲間に入れていただいたのがとても嬉しいことなのでした。
(竹田)