お客さまが望んでる音を探し当てるのは、昔より少しだけ出来るようになった気がしています。
お客さまが選ばれた音楽を一緒に数曲聞くことで、この音はきっとピンときてないんじゃないかな、アンプを変えてみますか、とか、あるいはお客様が選曲された音楽が鳴らしたシステムとあまりにもぴったりで、お客さまもさることながらこちらがジーンと来てしまったり。
で、システム選びのお手伝いをして、お納めする。…ですが、お納めした時はエージングが効いていないですし、その後のお話しで喜んで頂いていることを伺ったり、調整についてご相談を受けたりするものの、「お客様の育てた音」を聴く機会は以外と少ないのかもしれません。
今日は、システムの調整で金野についていったら、感動してしまいました。
LINN KLIMAX DSMとAKUDORIK EXAKTをお使いのお客様。システム導入が2015年、DORIKスタンドのKatalystアップグレードが昨年、2ヶ月ほど前にFURUTECHの、サウンドクリエイトオリジナル電源ケーブルの上位モデルを入れられ、ご自身の好きな音楽を鳴らして、じっくり、ゆっくり、システムを育てていらっしゃいました。
はじめの話に戻りますと、普段お客様にお聴かせしている立場が逆転して、お客様の好きないつも鳴らしている音楽を聴かせていただくのは新感覚!!目の前のシステムから出る音の、なんとみずみずしく臨場感のあること。
Akudorikの導入時、Katalystの導入時、そして電源…と、システムのアップグレードをはっきり覚えていらして、どのように変わったかお話し伺いました。
お客様はバロック音楽を中心に、JAZZもロックも聴かれますが、聴かせていただいたものにいちいち感動。
VIVALDI(il Giardino Armoicoの演奏だったか…うろ覚え)のまるでロックのようなキレのある演奏、リュート=ハープシコードという、ハープシコードにリュートの弦を張った楽器の質感、キレがあるのだけれど暖かみのあるテノールの歌声、音の消え際の美しさ、まるでホーンスピーカーで聞くようなスタン・ゲッツのサックス、ジョアン・ジルベルトのささやくような歌声がとてもクリアで暖かくて、本当にそこで歌うかのような臨場感…などなど。
ちなみに、お客様によるとFURUTECHの電源ケーブルはEXAKTスピーカーにマスト!!とのことも。金野のブログにもありましたが、最初の1週間はちょっと我慢。そのあと劇的な変化があります。とのことでした!
デモ機貸し出ししています!
(竹田)