連日のご納品。この2週間は多種多様でした♪
月曜日は、MAJIK4100(パワーアンプ)をご納品し、MAJIK109をAKTIV化へ!!
システムは、
スピーカー:LINN MAJIK109
DS・プリ・パワー2ch分(ウーファー用):LINN MAJIK DSM
パワーアンプ4ch用(ツイーター、ミッド用):LINN MAJIK4100
MAJIK4100の内部には事前にAKTIVモジュールを取りつけています。
あとは、お客様のお宅でMAJIK DSMにウーファー用のAKTIVモジュールを取りつけ、更にスピーカー内部の配線を変更します。
これはMAJIK DSMの内部。
LINNは多層基板のため、1台で沢山の事ができる割に、こんなにスッキリ!
これはスピーカー内部のネットワーク。
接続を変更します。
左にPASSIVEとありますね。丁度写真中央にケーブルが配線されているのは線の影で見にくいですが、横にAKTIVと書いてあります。
こんな実作業が終わり、いざ配線へ!
よく気を付けないと!低域の信号をツイーターに接続してしまったらユニットが飛んでしまいます。
(各帯域の信号がネットワークを通らず直接、各ユニットにいくため)
さて、接続は確認したので、スイッチON!
上の置き時計は、スイス、ジャガールクルトの空気時計。
大気中の空気の温度差で半永久的に回り続けるのだそうです!
なんだかロマンチックですね。
AKTIV駆動になると、パッシブ駆動時に比べユニットが数倍動くようになるので、セッティングが音に大きく影響してきます。
基本事項の
・ガタが無いこと、足下が滑らない/動かない
・水平がとれている
・できれば左右のスピーカーの高さは同じに
・・・などなど。
T様のお宅の本棚は、段差があるので、片方は写真のように高さ調整を。
ガタが出にくいように3点支持に。しています。
まるまる木の大きなブロックで底上げするよりも、下が抜けている方が、音抜けが良いのです。
ELACのBS182だとか、B&W 802Dなども、ちょっとこんな感じの作りになっていますよね。
ちなみに、本棚の下に滑り止めに使われていたゲルは取り除きます。
スピーカーの大元の脚部となる本棚の足がゲルで受けていると、触った感じではガッチリして思えても、底力が出ず、しっかりと伸びる低域が出ないのです。
これは、アンプの足下も同じ。
アンプの足にインシュレーターを使う場合、アンプがインシュレーターの上で動いてしまうと、
折角足下を強化したようで、底力の出ない音になってしまいます。
さて、セッティングも終盤に。
本棚の上でどこに置くかもポイント。
柱がある、一番端か、中央、ここが強度が高い。
コンコンとノックしてみると、響きが異なります。
棚の上にスピーカーを置くときは、こうした強度の高いところが、響きが少めで良いかもしれません。
(棚の響きとスピーカーの響きが相殺しあうと、音が前に出てこなかったり、オーケストラはもやっとしたりします。環境にもよりけりですが・・・)
本棚自体の響きは、後で布などで抑えるとして・・・。
T様、「解像度がよくなった!」とのこと。
パッシブ駆動からAKTIVに換えると、ユニットもどんどん動きが変わってきますし、アンプもモジュール基板も新品なので、エージングが少し必要になります。
どんどん良くなっていくと思います♪
WORKS