いくつかの行動が記憶の中でマッチすると、その後につい習慣と同じことをしてしまうということはありませんか。
私の一番ひどい例は、セッティングで遅くなった日会社の仲間が自宅まで車に乗せてくれた時のこと。
スタッフI「どこでしたっけ?このへんでしたっけ?」
私「そこをまっすぐいって、その信号の角で結構です。(←この辺の言葉から既におかしい)」
おもむろに財布を取り出し、お金出そうとして
「どうしたの?」と言われ我に帰る。
・・・タクシーのやり取りと最後重なってしまったんですね。
こんなことは滅多にありませんが、真剣オーディオで聴きいっていて、演奏の盛り上がりと共に、ピアニストの力強い最後の一打で思わず拍手してしまう・・・
そういうことはきっと皆さまによくあると思います。
私はあります。
でも、これダイブよく鳴っている時ですね。
でも、決して高額なシステムでないとそうならないわけではありません。
機器のバランス・置き方・ボリューム・音楽・その時の気分・・・
全部関わってくるので、小型のものやエントリークラスでは体験できないということはないと思う。
(もちろんそういう意味で機器選びは重要!)
高額なシステムは、それはそれでかえってセッティングは難しいかもしれません。
機器自体の力はもちろん強いので、それにしか出せない「音」は、驚きや気づきをもたらしてくれますが、ヒトはすぐ慣れてしまいます。
折角手に入れたシステムでいつも感動していられるようにするには、やっぱり部屋の調整だとかスピーカーの位置だとか、色々な手間が必要だとつくづく思います。
上級機になればなるほど、音数は多くなるしパワーもあるので、びっくりするようなところまで部屋の影響を受けていることを知ります。
昨日のBrodmann然り。
それも、「部屋作りから」という話ではなくて、少しの吸音や反射や拡散で、「うちのシステムまだこんな音がするんだ!」と、とても新鮮で幸せな気持ちになります。
セッティング、どうしていいかわからない・・・という時は、お部屋のお写真などお持ち頂き、ご相談下さい。
出来る限りお力になりたいと思います。
ご自宅のシステムまだまだ鳴るはず。
愛情かけてあげてくださいませ。
お花に水をやるように・・・