システムご検討のご来店の折に、なんでも聞くのでなんでもいいよ、ジャンルは幅広く聞く、などなど頂くのですが、お願いがあります。
できれば、いつも聞かれている音楽、あるいはこれが鳴ってほしいというもの、そういうもので聞いてください。
なんでも食べるけど、美味しい!という時のことを思い出してみると、きっと好みというのはあるはずなのです。喉越しのいいもの、こってりしたもの、ピリっとしたもの。その中で意外性と普遍性があると、その手があったか!みたいにハマったりします。
オーディオも多分同じで、すでに持っているもの、知ってるものには興味はない。ワクワクさせてくれるものというのは、知ってたはずなのに知らない面を見たり、全く興味がない分野と思い込んでたら、ものすごく好きな要素があったり、そんなことだと思います。
なので、できればお客様が普段聞かれているものを聞かせていただくことで、ナルホド、これなら、このスピーカーの方が合う、とか、アンプを変えるとこうなるとか、意外とこれがよいとか、そんなご提案ができると思うのです。
オーディオはJAZZ系とかクラシック系とかジャンルでは分けるよりも、低域の出方や、中高域の具合で、必ず好みが分かれます。なんでも聞くという方でも5曲選んでもらったら、必ず好きな傾向があります。それに合うものはきっとあります。
なので、是非!ご試聴の際はご自身のソフトをお持ちください。ネットワークプレーヤーのご試聴でも、CDをお持ちいただければその場でリッピングします。
実は、最近それを当てに行くのが密かな楽しみです。
(竹田)