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★ 徒歩思索
しつこいようですが、毎日歩いています。
そして歩きながら、日々景色を眺めては思索にふける‥そんな時間がリフレッシュにもなっています。
思索・・というほどのものではございませんが、たとえば、雨の日と晴れの日、曇りの日に景色の見え方が違いますね。
気が付けば、写真を撮っているのは圧倒的に雨の日が多いのです。
緑が雫でキラキラして、薄靄の中で、緑の補色の赤や紫は、一層浮き立って美しく見えるのです。
はて、音の景色も似たようなことが言えるかしら。
立体的に遠くまで見通したい音、薄靄の中で対象物を浮き上がらせたい音、細部まで細かく見える音。
はて、私は対象物をフォーカスさせた音が好きなのか?

でもそればっかりだと、インパクトはあるものの、多分飽きてしまう。
対象物に心は奪われるものの、はたと、背景を見れば、細やかな演奏が見えてくる。
だからこそ、音楽自体の立体感や実在感が出てくる。
そういう音が好きだなぁ。そういう音にしたいなぁ。

よし・・今日は店でセッティングだ・・。

★徒歩思索2
丸の内の車の通りの少ない四つ角で、車が通らないのを確認しながら対角線に渡りました。
バイワイヤリング対応のスピーカーの「たすきがけ(※)」接続が心に浮かぶ。
「たすきがけ接続」は自宅でやっていたこともあるし、人に勧めたことも勧められたこともあるけれど、結果的に好きでないことがわかった。
システムの性能が良くなればなるほど、たすき掛けはいい結果はもたらさないと思っている。
音が少し滲むのです。歪も滲みも音楽の一部、オーディオの一部ともいえるかもしれないし、もちろんそれでバランスとって魅力的な音を出している人もいるかもしれないけれど、一般的にはそうしてしまうと、すべて斜に構える感じになって、正しいアクセサリ選びができないように思うので、やっぱりお勧めしないなと思う。
対角線渡った時に、たすきがけを思うなんて、なんて私はオーディオっこなんでしょう。
原理的に何か関係があるかしらと思ったけれど、何もなかった。

★今日も岸さんのお花が綺麗です
弊店で花瓶に生けられているお花は、弊店のスタッフ岸さんの庭で咲くもの。
スタッフの自給自足で部屋が飾れるのって、なんだかいいなあ。素敵だなあ。
花瓶はフリッツハンセンで扱う、ハイメ・アジョンのデザインの「IKEBANA VASE」。
ガラスの花瓶に大小の穴のあいた真鍮?の金具を差し込めるので、まさに生け花のごとくお花を活けられます。
上部のお花と、水面下ガラスの中の部分の景色と両方楽しめるので、花びら浮かせてみたりして。
お取り扱いしています。

★デジタルなのかアナログなのか
LINN DSM発売以来、ずっとこの問いと向き合っている気がします。
ORGANIK DACがリリースされて思ったことは、もういずれかに優位性があるという話題はナンセンスな時代に突入したのではないかということ。
デジタルの能力は、果てしない。
それを使いこなせる時代にやっと入ったのではと。
オーディオだけでなく、カメラ、情報管理など、様々な面でデジタルとアナログは対立するように見えるけれど、異なるアプローチで理解を深めることができるもの。
奇しくも今週、お客様とそんな話題で3回も盛り上がりましたが、皆さま「『どっちがいい』という考えは自分にはない。」とのことでした。

ただし、アナログは、「時間の流れ方」という、言葉に付帯する印象も含めて、この忙しい時代に大きな魅力を放ちますね。
・・・ということは、デジタルも・アナログも。
両方あったほうがいいんじゃないかな!(急に営業的)
(竹田)

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