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小さな発見・喜びたくさんの11月前半

★ 中身と外見
お客様のお宅で納品したLP12で、何かけましょう?と渡されたジャケット。
中から出てきたのはローズピンクのビニールレコード。
それが、出音と音楽ととてもマッチしていて、作った人たちの愛情を感じました。
ボニー・ライト・ホースマンという人・・と思ったらアメリカのフォークバンドでした。
これはデータじゃなくてレコードが欲しい。

★ ぼくのお日さま
奥山大史監督の商業映画デビュー作。現在公開中。
奥山大史???って思っていましたが、是枝監督の「舞子さんちのまかないさん」というNETFLIXドラマ(これ超お勧めデス)のうち、数話監督されています。まだ28歳!
ここに書くまで40代のおじさんが苦節何年・・・とかでやっと監督デビューしたのだと思っていたので少しあざとさを感じていたのですが、28歳の監督だと思うと、この感性は凄い。

絵が綺麗でとても静かな映画。
日常の中で少し起こったさざ波を切り取ったような内容で、観客の心に小石がしずかに投げられて波紋がどこまでも広がる感じの映画です。
その昔観た「運動靴と赤い金魚」で同じ感覚をもったな。それよりもっと静か。

最後に流れる主題曲、ハンバートハンバートの「ぼくのお日さま」がまたとても良い。

★ 絵が描けた
定休日に、年末のご挨拶状の絵が描けた!!
心の重荷をひとつおろしました(笑)。
描くの大好きなんだけれど、描きはじめるまではとっても憂鬱。

★ ほぼ日の搬出
イベントが先週の三連休で終わり、搬出に行ってきました。
担当の方と話していたら、「Blue Giantの漫画と今回の音楽でJAZZを聴き始めようと思った」「音がすごくよかった」「ずっといたかった」などのお声が多かったとのこと。
最終日の最後の会の時は、拍手が起こったとか。

普段オーディオやJAZZに接する機会がない方が多かったようですし、渋谷PARCOという場所柄若い方も多かったことと思います。
こういう機会を増やしていきたいな。

★ TANNOY GRFとシュタルケル  JBL1004とモンク
久渋りにお目にかかるお客様。「なんか古いの入ったね」「新しく入れ替えまして」と謎な会話の元、聴いてみたいと聞いていただく。
TANNOY GRFモニターシルバーでヤーノシュ・シュタルケルのチェロ、コダーイの無伴奏に痺れ、「いいねー」と唸る。こういうのもきっと・・とかけたセロニアス・モンクのピアノ、クレオパトラの夢に「これは録音がイマイチだったな」
まぁまぁ、と隣のJBL1004に繋ぎ変えて鳴らすと一段高い音程の「いいねぇ!!!」頂きました。

オーディオと音楽が揃ったときって、ライブと同じくらいいいもんです。
(竹田)

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