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シュトラウスのオペラ、ばらの騎士。

それは単なるオペラの一つとも言えますが、現代人の感覚に通じるところの普遍性とも言えます。それが故に今でも度々かかる。

オックス男爵が至福の気分を味わうワルツ、二幕の最後、それを当時のウィーン子はどんな思いで聞いたでしょう。過去の栄光、でもまだそのエッセンスの香りは残している、しかし廃れつつあるもの。

そして、若い恋人同士のオクタヴィアんとゾフィー、一回り以上上の元帥夫人、その三重唱は、誰にでも起こるはつらつとした若さと老いの到来。その普遍性。

それは愛でなくても、仕事でも身体的にも誰もが経験する通過儀礼。

それを見事に一つの曲に入れ込んだシュトラウスと、ホーフマンスタールの芸術に対しての譲らないバチバチがあったからとも言えます。

とにかく知れば知るほど、聞けば聞くほど、ハマるオペラ。今年引越し公演のウィーン国立歌劇場の演奏が今から楽しみですね。

(竹田)

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