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サウンドクリエイトオリジナルのスピーカー、ミニタンノイ RFT L/6506。

タンノイ風の小ぶりなキャビネットに東独のヴィンテージユニットRFT L6506を入れたもの。

色々なユニット入れられるように丸穴とか楕円穴とかバッフル板だけ別に作ってあったのですが、RFT L6506がやたらいいので、すっかりそのままに。

フルレンジ一基で、フィックスエッジ、チコナルというマグネット。真ん中とエッジの部分が黒っぽくなっているのは強度とかしなやかさのために塗ってあるオイル。とってもシンプルなユニットなのに、これがワーグナーのトリスタンとイゾルデとか、ワルキューレとか、よく歌うのです、これがまた。

ベルリン現地の歌劇場Deutsche  Oper Berlinの館内放送用のスピーカーにisophoneのスピーカーが吊るされていましたが、このRFTのスピーカーも同様にベルリンの壁があった頃の東独のホールや市営の建物に使われていたのでした。
そうすると、様々な音楽家が演奏する中に吊るされていたわけで、ワーグナーの演奏だってきっと彼らたくさん聞いて来たんじゃないか、、

と、擬人化してみたくなるくらい、よく歌う。イゾルデの最後のアリア「愛の死」は、死にゆくイゾルデがやっとトリスタンと一緒になれる幸せに安堵しているように感じる。

アンプは、定番化しているAurorasound HFSA-1にて。

今日の「トリスタンとイゾルデ」は、アール・ヌーヴォーの影響色濃いデザイナーで画家のペーター・ベーレンスの「Der Kuss(The Kiss)」のジャケットが素敵なバーンスタイン版。

(竹田)

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