いよいよ最終段階に入って参りました。
前回Legato1Fのカウンターにターンテーブルを下ろして、折に触れサスペンションの調整をして参りましたが、今日はアームリードの取付とカートリッジの取付位置の微調整、そして音だしチェックまで!!一気に進行いたします。
MAJIK LP12に標準装備されているアームリードです。
「ブラックインタコ」等と呼んで、インターコネクトケーブルとして販売されているモノと同種のケーブルです。
アームリードを「ブタ鼻」に通します。
固定用のクリップです。
プリンスにあたらないように。
また、アームの出力ピンと接続した時にサスペンションに余分なストレスがかかって影響しないように、クリップ位置も考慮しつつフォーミングします。
サブシャーシの所定の位置にアームケーブルのアースを落とします。
再び、プレーヤーを正位置に戻し、インナープラッター、アウタープラッターベルトを取り付け、実働状態にして、サスペンションの状態に変化が無いことを確認します。
(アームリード取付のために、プレーヤー本体の天地を逆にすることで、スプリングには荷重がかからなくなるので、元の負荷がかかった状態になった時にバランスが狂う可能性もあるため、手の抜けない大切な行程です)
ゼロバランスの調整とアームの取り付け高さの確認
スタイラスカバーを外して、カウンターウェイトの前後位置で調整します。
ゼロバランス、とれていますね!
針圧ダイヤルノブを回して、ゼロポジションを設定します。
それから、改めてゼロバランスを確認し、適正針圧(ADIKTの場合は1.75g)を印加。
アームの高さの確認・・・
レコードの盤面とアームが水平になっていることを確認します。
Pro-Jectのアームは、テーパードパイプなので、印字の白線とレコードの盤面で水平を確認します。
水平トラッキングアングルの調整
プロトラクターに記されているA点(レコードの真ん中から65mmのところ)に、スタイラスチップがあるときに、カンチレバーがその接線と平行になるよう、カートリッジの取付角度の微調整をします。
これが合うように、カートリッジの頭の2本のネジを緩め、カートリッジの向きを少しひねって微調整します。
プロトラクターのガイドラインとカンチレバーがまさに同一線上にありますね!
・・・まぁ、ここまでくるのに、微調整&微調整で、大変なのです。
目が悪くなったとか年を感じながら・・・。
さて、やっと!!
きた!!
仮置きの状態で、動作の確認。
とはいえ、音が鳴った!!!!!
感無量につき、しばし言葉を失いましたので、今日はこのへんで。