数日前に既に顔出ししていますが、アルテックの希少スピーカーが、今、Legatoに。
改めまして・・・
874B(キャビネット)に、601b(30cm同軸2ウェイ)を入れたスピーカー。
サランネットも、キャビも何もかも、当時のまま。
これ、1950年代中期のものというのですから、60年以上前のものということになります。
この当時、モノラル時代ですから、これらそれぞれ1個づつ作られていたわけですね。
だから、このペアリングだけとっても、奇跡のペアリングというくらい、希少。
キャビネット874Bは、米松で出来ていて、明るく響きがよいですね。
モノラル時代はコーナー型が多かったのだそうです。
部屋の角に置くと、両壁がバッフルとして、部屋に広がるからと・・・。
なーるほど。納得です。
サランネットなど外装は当時のままと思えないほど良い状態です。
中のユニットは写真をお見せできず残念ですが、601b、これまた希少。
1950年中期のユニットで、エッジはフィックスドエッジに。
エッジは、フィックスド、ギャザードなどあり、601bはフィックスド、その後継の601cはギャザードでした。
例えですが、上の図は、右がフィックスド。左がギャザード。
フィックスドは、ユニットとそのまま繋がっていて山折/谷折でエッジ部を強化しているのですが、
ギャザードは、全く別素材をユニットに貼りつけているというものです。
Legatoで扱うユニットで、超ハイスピードのRFT L6506は楕円形のフィックスドですが、この反応の早さは、やはりフィックスドならではだと思います。
同軸2ウェイなので、アッテネーターで高域の調整も可能♪
日によって、設置場所によって変えられます。
聴いた感じは、反応が良く、音がストレートに前に来ます。
温かみと厚みがありますが、全く重たくない。暑苦しいなど無縁です。
抜けが良くて、鳴りっぷりが良くて、響きが明るくて、気持ちの良い鳴り方。
ここ最近、暑くて夏バテ気味で、自宅のオーディオのスイッチ入れるのも忘れがちだったりしましたが、
アルテックのストレートながらフワッと軽い心地よい空気感に、家も鳴らそう・・・と思いました。
毎日ひとつこと