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アルネ・ヤコブセンは、SASロイヤルホテルのためにエッグチェアやスワ ンチェアといったアイコニックな作品を世に生み出しました。
その1のつづき・・・

ヤコブセンの傑作として幅広く知られるこのホテルは「総合芸術」としてつくられたそうです。(総合芸術とは、内装から外観に至る まで、ホテルのありとあらゆる要素がヤコブセンによってデザイ ンされていることを意味します。)
「アルネ・ヤコブセン・スイート」と呼ばれる606号室 は、60年以上にわたってそのままの状態で名作家具が保存されています。お部屋がこちらです。↓↓

スウィートルーム

 

さらには、1971年に着工したコペンハーゲンの中心地にある「デンマーク公立銀行」はヤコブセン人生最後の国家レベルでのお仕事。ヤコブセン遺作となった作品だったそうです。(1978年完成)写真で拝見するだけでもこれまた美しい空間。壮厳な雰囲気が見て感じ取れます。

デンマーク国立銀行にあるスワンソファーとスワンチェア

 

さて、アルネ・ヤコブセンにより1955年にデザインされたセブンチェアは、家具の歴史におけるアイコン的存在となりました。「世界で一番売れたスタッキングチェア(重ねて収納)」などと言われているくらいファンの多い椅子なのです。
実際に軽くて、ミニマムで飾ることなく個性的!!(加藤はこちらをお勧めしたいです。)
体型によると思いますが、だら〜んと深く座っても肩甲骨の下に背もたれ部分が収まるのが気持ちいい!(これは計算ですか??)
1脚あるだけで空間がモダンになる!
小スペースや空間をあける時などスタッキングできるので端に避けやすい!
9層のベニヤで構成される成形合板のシェルは、スレンダーな見た目以上に強度と柔軟性、耐久性を備えています。

セブンチェア

 

一方でヤコブセンが個人的 に気に入っていたのはシンプルさが特徴的な美しいドロップチェア。

ドロップチェア

 

 このように数ある名作椅子の中から、アルネ・ヤコブセンのシンプルかつタイムレスで美しいものは、今後も多くのファンを魅了していくのでしょう。建築や家具アートなど・・変革したモノ作りは、1つの歴史を創り出し文化になっているのが印象的です。

最後に、ヤコブセンと言えばレザー張りのエッグチェアとスワンチェアが有名だと思います。オーディオを取り扱う弊店としては、ハイバックチェアを選ばれる場合ファブリック仕上げタイプがおすすめです。
なぜなら、レザーに比べ音の反響が少ないので耳の近くまで音がしっかり届きます。

ファブリック仕上げのハイバックチェア(エッグチェア)

 

もう1つ、弊店5Fラウンジに展示している2シーターのスワンソファはレザーの中々珍しいタイプ。こちらの背面は低いのですが、やや硬めの座り心地に背中を預け易く長く座っていられるので試聴にはピッタリ。
5Fのメインリスニングチェアとなっています↓↓

スワンソファ

見た目のスタイリッシュさ、座り心地、レザーの触り心地・・どれをとっても抜群です。お掛けになったお客様からはとても反響の良いお言葉をいただいてるほど。
ワタクシはこのツヤッツヤな質感が好きでお触りばかりなのですが、、アートのような造形美が見てるだけでもなんだか癒されます。
ぜひ5Fにてご試聴の際は、気になる椅子にお掛けになってごゆっくりお過ごしくださいませ。

デンマークを代表する建築家アルネ・ヤコブセンについて、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

(加藤)
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