困りました・・・。
サーバーがダウンして、毎日更新の「Legatoブログ」がアップできません・・・。
サーバー会社が土日休みで、この週末、メールも弊店WEBも不通です。
・・・ということで、今日はFACEBOOKへアップ。
<アース問題 思い出話>
Legatoの引っ越しもあり、古い書類を整理しておりましたら、こんなものが(写真)。
2008年や、2009年に作成した社内資料。
創業メンバーに聞くと、創業当時からアース問題には取り組んでいて、お客様のお宅の庭に穴掘りしてアース棒を埋めたりして、一時は穴掘りばかりしていたとか。
私が入社した時も、音が悪くなったら、プリアンプのアース端子を触るとか、電源を一度落としてリフレッシュするなど。私の当時の仕事の一つに、誰かの接客中にアースになること(要は機械を触ること)というのもありました(自分で勝手にそう思っていました)。
このころ既に、電源の優先順位をつけるというのはやっていて、ブルーケーブルにナショナルのタップを使って、2口目が一番優先などということを、よくわからないながらに教えられ言いつけを守っていました。
DSやPCオーディオが出たあたりから、LAN関係とつながることで、アース問題はかなり火急な件となり、デジタル機器に関しては、アイソレーショントランスや、クリーン電源も含め、色々試してみましたが、この類はほとんど良い結果が得られず。
アース問題解決の前に、タップのケースや、電線も大きな影響があって、プラスチックのケースの鳴きを抑えるためにスエードを部分的に貼ったり、木材屋さんに頼んで木製のケースを作ってタップを作ったり(弊店の石井作)、電線は3芯がダメなことがわかったり、2芯の電線で1.25スケがいいか、2スケがいいか、3.5スケがいいかなどと試して、日立のちょっと堅めの2スケがよいということになったり、最終的には誰かがアメリカン電機のタップを見つけてきたあたりから光が見え始めます。
タップを数珠つなぎにして、機器の優先順位を明確にすることでかなり良くなりましたが、銀座5丁目の旧店舗では、奥の部屋の接続がおかしいと、他の部屋もだんだん悪くなる。低域がブンブン言って、長くは聞いていられない疲れる音。
今のバーチャルアース方式を編み出すまで道のりは長く、徹夜して、実験したことも。あのことは帰るのが遅かった・・・。
写真の資料は、バーチャルアース完成間近で、社内の誰でも一目見てわかるようにと、石井が作った接続図など。
繋ぐ機器によって変わるので、接続ノートもあって、今見ると一部間違っていたりするのですが、苦労もやっと実になりました。
今は、アース問題で答えが見えず頭を悩ますことも減り、とにかく一人でも多くの方に接続を見直してみてください!と言い続けることが使命でございます。
(竹田)