週あたまでご紹介したAlbedo HL2.2。
イタリアは、ローマ近くのチヴィタヴェッキアにあるというAlbedo。(2014現在)
芳醇な響きと、空間表現の素晴らしいスピーカーです。
トランスミッションライン方式の問題点を独自の観点で克服した作りのスピーカーで、細部にわたり、考え抜かれているだけあり音楽的なバランスも素晴らしいです。
他のスピーカーにはない魅力があって、開放的でありながら音の密度が濃いのです。
低域は最低域は出ていないにもかかわらず、全く不足は感じられません。
セラミック製のツイーターとウーファーは、まるでフルレンジのような鳴り方。
作り手がトランスミッション方式に注目して、どうしても採用したかったこと、深く頷けます。
イタリア週間(?)ということで、昨日のブログで書いたアバド指揮の「アルジェのイタリア女」を聴いてみます。
細部は細やかに表現しつつ、広い音場を再現。しかし歌が入るところは、肉厚な声で聞かせてくれるので、生々しく音楽全体が痩せてしまうことがありません。
ここまで全部イタリアンでしたが、駆動部はやはりスコットランドとドイツに任せました。
OCTAVE V40SEは6550管で。
写真が入った「イタリア 音楽散歩」に目を通していると、ロッシーニの項が。
余興にまとめてみますと、
オペラの作者ロッシーニは、ペーザロ生まれ、ボローニャとも縁が深いよう。
アバドはミラノ生まれ、先日亡くなられたのはボローニャのご自宅でした。
ボローニャって、大体国の真ん中あたりに位置するからか、都市も割と大きく、暮らしやすそうな感じでした。ちなみに、ボローニャ大学は、ヨーロッパ最古の大学なんですよね。
Albedoは上に書いたとおりチヴィタヴェッキア。ローマから近いところです。
Albedo HL2.2