昨日は、ヴィンテージスピーカーにスーパーツイーターを追加する!イベントでした。
メインで使用したスピーカーは、
TANNOY Tudor Autographと、KIT HIT ST20
最初の2曲をスーパーツイーターのあり・なしで聴いていただき、その後はアッテネーターの変更での鳴り方を聴いて頂きました。
スーパーツイーターのST20は、ローカット周波数を16、18、20kHzと3段階、それぞれに-3dBがあり、全部で6段階の切り替えができます。
搭載しているモニターゴールドは、20kHzまで出ているので、イベントの準備段階で、16kHz、18kHzだと音がかぶる…ということで、20kHz・-3dBの設定から始めました。
各曲、20kHzのストレートと比べて、意見が分かれる曲と全員一致でこっちがイイ!というものと。JAZZに関しては、18kHzの-3dBでちょっとかぶっても臨場感が感じられるというご意見も。
ツイーターの存在感を感じたくて、ついそこから音が聞こえるように出してしまいがちですが、結果的には20kHz、-3dB(耳を近づけてもツイーターからはほぼ何も聞こえない状態)がよいというご意見が多かったのでした。
それなら必要ないんじゃない?って?
ツイーターのあり・なしでは大きく違って、広がりや、空気感だけでなく、倍音が足されることによって低音が変わってくるので、チェロやオルガンの音が変わり、音楽の抑揚が増したり臨場感に繋がります。垢抜けるというご感想も。
ところで、ツイーターのケーブルについてもご質問があったのでご案内。
アンプからメインスピーカーへのケーブルと、スピーカーからスーパーツイーターへのケーブル、最初は同じものを使っていたのですが、これも準備段階で変更。
スーパーツイーターへのケーブルを、メインのものよりワングレード落とすことで、より良くなったのでした。
スーパーツイーターは、超贅沢な高級お塩(?)
塩の味を感じさせるよりも、素材の旨みを出すくらいの奥ゆかしさで使うのがよろしいかと。
それでも充分皆様に
「こんなに違うモノなんですね!!」と言って頂きましたですヨ!
< 曲リストの一部 >
・カール・リヒター指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団
テノール ペーター・シュライヤー
バッハ「シオンは物見らの歌うのを聞けり」
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こちらはほぼ全員一致で、20kHz ストレートで。
・キャサリン・ブライアン フルート
プーランク フルートソナタ
こういう曲の素敵さはCDのときではなかなかわからなかったなぁと思う。フルートの細やかな表情が20kHz -3dBのほうが断然(私には)感じられて、分かりにくかったと言われても各回2回ともかけてしまった。
・低音の感じは、二本のチェロのデュオ、2celloのアルバムでも
オーディオイベント定番のカンターテドミノや、ジェニファー・ウォーンズも聴いて頂きました。
締めは、JBL ハーランに弟機のスーパーツイーターST2をつけて、Fly me to the Moon!
デシタ。