先日発売のステレオサウンド159号、連載の「聴く鏡」で、ベイシーの菅原さんがJAZZピアニストのオースティン・ペラルタについて書いていらっしゃいました。
遡ること今年3月、タワーレコードの店頭で、「天才JAZZピアニスト」「新人」「美少年」という華々しい言葉のレビューと一緒にCDが飾られたコーナーが設けてありました。
JAZZについてもまだまだ初心者ですので、「天才」とか「美少年」とか聞いて立ち止まらないでいられるわけもなく、試聴用のヘッドフォンを耳にあててみたのでした。
「いそしぎ」の曲の頭を聴き、すぐにCDを手に取ってみました。
CDのジャケットの右隅には「2006年春来日決定!」という見出しの小さいシールがあり、ライヴの日程と場所が書かれ、そこに彼の有名なJAZZ喫茶「ベイシー」の名が。
行きたいと思いつつ未だ知らぬ憧れの場所と、未知のパワーを秘めたような横顔に勝手に運命を感じてすぐに買って帰ったのでした。
家で聴きながら、プロフィールを読んでいたらまた(勝手に)運命を感じてしまいました。
昨秋、ジャケ買いして以来はまってしまった、シェリー・マン率いるトリオの「マイフェアレディ」。それ以来シェリー・マンという名に絶大な信頼を寄せてしまいました。
オースティンペラルタは2002年にシェリー・マン・ニュースター賞というのを受賞しているとのこと。
う~ん世界はつながっている・・・。
早速ライブの予約を入れたのでした。
残念ながらベイシーには行くことが出来ませんでしたが、近場のライブには出かけることが出来ました。
ライブは、ベースのティグラン・ネルセシアンが途中で手を痛めたために、白熱とは少し遠いものだったように感じましたが、彼のピアノを操る姿は、「聴く鏡」に菅原さんが一生ジャズをやっていくのだろうか、やめてしまうのでは?と書かれているように、どこか「儚さ」を感じさせるものでした。
また聴きたい!いつか行きたい!!
追伸 世間知らずな部分が多々あるかと思いますが、どうぞご容赦下さいませ。
(竹田)