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オーディオを聴くうえで家具の存在が大きいのだと感じます。
機器を設置するラック、試聴する際に使用する椅子。

機器を設置するラック、すなわちオーディオラックは機器から生じるレゾナンスや正確に動作させる安定性に大きな影響を与えます。
棚板の素材や強度、ラック内の放熱性や機器から発する振動吸収など。
また配線の取り回しやAV機器などとの兼ね合いなどなど。
単に機器を陳列・収納するだけではない様々な要素がラックには必要とされていると思います。
ラック一つで、機器類の性能がフルに発揮できなくなる場合もあります。
オーディオ選びと同様にラック選びも重要な要素の一つです。
オーディオラックは音質にかかわる重要な要素と共にインテリア(空間デザイン)とも切り離せない一部です。
オーディオの専用ルームでもそうですが、最近はLINN DSなどのネットワークオーディオなどの頭角もあり、気軽にリビングやベッドルームなどで音楽を楽しまれているお客様も多くなってきています。
スピーカーを始め、プレーヤー、アンプなどもスタイリッシュでデザイン性の優れた製品が登場しています。
機器類のデザイン性が上がれば、更にラックのデザイン性また機能性の高さが問われてきます。

ただ、現状はオーディオ専用ラックには上記の音質にかかわる重要性とデザイン性を兼ね揃えた製品があまり見受けられません。

オーディオを楽しむうえで、椅子(ソファー)もとても重要です。
リスニングポイントに置かれる椅子は椅子の素材や生地の素材により反射や吸音も大きく変化します。
更に椅子(ソファー)の座面の高さ背もたれの角度で座り心地は勿論、耳の高さが変わるわけですから、大きく影響が出るのは当然のことです。
そして、リビングなどの場合はオーディオを聴くためだけではなく、一番くつろげる空間でもありますから、空間に適したデザイン、機能性、また人間工学なども取り入れた座り心地なども大きくかかわってくるものだと思います。

オーディオは志向性の高い趣味の世界ですので、それにかかわる全ての物にも拘りを持つ必要があるのかもしれません。
機器を設置するためのラック、音楽を聴くための椅子、料理に食器やテーブルが欠かせないように、オーディオにも家具が欠かせないのだと思います。

当店では、そんな家具なども提案していければ良いと思っています。

三浦 祐士

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