朝のセッティング。
今朝は少し余裕があって、ゆっくり調整。
特に問題は感じられず、そのまま別の仕事にかかってもよかったけれど、もう少しなんか…と聴いていました。
アンナ・ネトレプコとエリーナ・ガランチャ、2人の二重唱のホフマンの舟唄。
美人二人の美しい歌声を聴いて「キレイ…」。
でも、キレイだけど、顔だけ…?
この言い方だと誤解が生じますね。
もとい、あたまがぽかんと浮かんでいて、首から下がない感じ。
これは低域が少し被っている感じの音なので、ほんの5mm前に出しますと、首から下の感じが出て来ました。
それだけでなく、声の抑揚の細やかな表情が出てきて、歌に奥行きが出ます。
二人の声がただの「キレイ」から、成熟した深いところからの美しさへ。
ベッド・ミドラーのハスキーな声には、どこかに可愛らしさが。
ダイアン・シューアには活力が。
それぞれ「キレイ」の先にある人間味が出た瞬間。
オーディオは、これだから面白い。