毎日ひとつこと

Legatoでは主にSNEAKY DSMやMAJIK DSMなどアンプ一体型のものをご納品する機会が多いです。

よく「一台で鳴りますか?」「(合計が)同じ価格帯だったらセパレートのほうがいいんじゃないか?」
などのご質問を頂きます。

でも、DSMは駆動力も充分ありますし、一台で大抵のスピーカーを鳴らしてくれます。
お客様からも「充分ですね」「こんなにイイ音するんだ!」と、言って頂くことが多いです。

ヘタにセパレートにするより、一体型の方がコストを抑えていいものができるし、信号経路が短縮できるから、一台でこれだけの音がするんだと思います。

そんなDSMではありますが、鳴らす環境や音楽や音量、またその状況下でのリスナーの期待値によっては、「もう少しここが」という欲求はどうしても生じる問題ではあります。
それはオーディオにつきものだし、とりわけオーディオ愛好家に共通するのは感動に対して貪欲で、探究心旺盛だから。
こんなにいいなら、ここまで聞きたいって思ってしまうんですよね。

そんな時、システム・アップグレードという一大イベントがどこからともなく発露されるのですが、これオーディオ人生の大きな分かれ道。
双六風なら、「6個進む」なんて大躍進で、「1個進」んで「2個下がる」こともありうるのです。

今あるシステムから、再生部分なのか、アンプなのかケーブルなのか、環境見直してラックか…
もうこれはお店の人ととことん話したり、聴ける機会に聞くしかないですが、今日はアンプのアップグレードの話。

上で少し触れましたが、音量が大きい(DSMで65以上)、オーケストラの大編成を聞くなどの時はとりわけ、アンプの駆動力に責任がかされます。

たとえば、普段からVol.65くらいで聞いて、クラシック音楽のオーケストラの大編成なんかを聴く場合は、スピーカーによっては曲のクライマックスで多少「もう少しダイナミックに鳴らないかな」と思うかもしれません。

そんな時はアンブのアップグレードをお勧めします。

スピーカーを駆動するというのは、単純に低域が出るとかではなく「スピーカーユニットを駆動する力」が増すので、もっと音楽の輪郭が見えるようになったり、臨場感が増したり、余計な響きがなくなったりという感じ。
なので、ダイナミックレンジの広いクラシック音楽でピアニッシモからフォルティッシモまで十分に均衡のとれた再生をするには、やはりアンプの駆動力が必要なのです。

LINNなんかはEXAKTという選択肢も増えて、非常に悩ましい感じではありますが、次どう進んだらいいかなというときは是非信頼のおけるお店にご相談を!


ということで、今週末NuPrimeのコストパフォーマンス抜群のアンプでPremium5.2鳴らしています。

芯があって揺るぎない感じがいたします!

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