ここ数年、レコード店（CDショップ）でいわゆる”ジャケ買い”をしなくなってしまったような気がします。
そもそもお店に出向く機会が減ってしまったこともあるのですが・・

最近、個人的にも世間的にも再燃のアナログブームで、インターネットや友人知人経由でレコードを入手しています。（安価専門です）
中古レコードやジャケットのコンディションに一喜一憂しながらポツポツとライブラリーを増殖させているのですが、この入手方法では”ジャケ買い”は当然皆無です。

”知っているもの”を探して見つけ出す楽しさもあります。
しかし、ネットでも通販でもないリアルレコード店では”偶然の出会い”ジャケ買いのワクワクがあったのです。
音楽配信やネット販売・・便利な生活ですっかり忘れかけていましたが、自分の守備範囲外の音楽や感覚との出会いや、ルーツの発見、探究心はレコード店で刺激されていたのでしょう。

万が一”ジャケ買い”の内容が残念ながら”ハズレ”の場合でも、特にアナログディスクはジャケットアートが部屋を飾り、視覚効果で役に立ってくれます。

たまには「レコード屋さん」に行って、ゆっくりジャケ狩りしてみませんか？

写真は、膨大なジャケットアートを年代別にフルカラー写真で紹介している本（写真集）です。
著名デザイナーの作品から時代ごとのサブカルチャーを想像させる作品まで、自宅で音楽を聴きながら眺めていると時間を忘れてしまいます。
ご興味のある方はどうぞ。
※Album: Style and Image in Sleeve Design Nick De Ville (著), NICHOLAS DE VILLE (著)

(金野)