本日より通常の営業体制に戻りました。
年末年始のお休みから始まって、長いことイレギュラーなスケジュールでご迷惑をおかけ致しました。暖かいご声援までいただき、ありがとうございました!!
年々「LINNの製品を作っている場所を見たい」「LINNという会社ができた土地の空気に触れてみたい」という思いを強め、直談判し(思いがけずスルッとことは運び)、ついに行って参りました!
FACEBOOKではその様子をチラホラご紹介致しましたが、それはもう本当に触りだけ。
当ブログで、じっくりゆっくり、時には脱線をしながら、また時にはLINN Productsの案内してくれたスタッフに「あれってなんだっけ」と確認しながら、進めて参りたいと思います。
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まず、相手の懐に入るには、少しの知識は仕入れておきたい。
もちろんLINN製品については、割とよく理解しているつもりですが、LINNというすごく変わった興味深い会社(※)について、もっと根本的理解をしたい。
それが今回の旅の目的です。
※なぜ、そう思うかは、LINNカタログの「7つの非常識」参照。
そこでとっても役に立った案内本がこちら。
通常の「どこに行って何を買って」という本ではなくて、スコットランドの研究をしている、主に大学の先生方が寄りあって書いて編集されたものらしく、読みものとしても興味深い。
機内のTVモニターが、なぜだか私の席だけ壊れていたので、映画に目もくれず、本に没頭できました。
集中力の続かない頭でのざっと読みでも、スコットランドに関するキーワードが、頭にインプットされていきます。(中でも太字はとりわけグラスゴー)
「大学」「開かれた学問」「産業革命」「造船」
「スコットランド民謡」「島」
「ロバート・バーンズ」「建築」・・もちろん「ウィスキー!」
歴史に関しては割愛しますが、ユニオンジャックを見て、英国と言った時に、頭に描いているのは、一般的にはイングランドではないでしょうか?
向こうのがどうだとかそういうことでなく
「自分たちはスコットランドだ」
という誇りが底流にあるのは確かだと思います。
にわか仕込みの知識では色々言えませんが、興味深く読み直しているものに、「不機嫌なメアリーポピンズ〜イギリス小説と映画から読む階級」(新井潤美著)があって、ここに書かれていることと、スコットランドの印象はかけ離れています。(現代社会では変わってきているとは言え、その土地がどういうプロセスを辿っているかは、やはり「お国柄」と言ったものにつながるのではないかと思うのです。)
この本に寄稿している方々のスコットランドへの愛着は強いし、グラスゴーの人たちも、仕事を探す時にあまり自分の街を出て行こうという人は少ないと聞きました。
確かにグラスゴーは都会で、大きな駅も地下鉄も便利で、道は広く歩きやすく、暮らしていくことを考えれば店も多すぎず少なすぎず。街は程よい大きさで、行きかう人々も、忙しすぎず、のんびりしすぎてもいない。そこでの暮らしに小さな不満はあっても、イライラしていない、概ねOK・・そんな印象を受けました。
観光客は、この時期だからということもあるけれど、すごく少なかった。
天気は確かに良いとは言えないですが、いる間は陽が射す瞬間も思ってたより割とあり、パラパラと降る雨が濡らす道に陽が当たった時は、街がすごく美しくなる瞬間で、これはこれでここにしかない景色とも思いました。
1日の中で目まぐるしく天気が変わる。
降ったり止んだり。概ねこんな↑天気
これはかなり快晴ですが、この後もまた曇る、降る。
さて、少々長い前置きでした。(前置きは、渡欧前からずっと前置きみたいなのにスミマセン)
明日は、LINN Factoryに参ります!
LINN メーカーサイト