
スピーカースタンドは、しっかり動かずに静かにスピーカーを支えるべきもの。
スピーカーは再生機からの信号を受けてそれを思う存分発揮してパッションを伝えるもの。
いわば「冷静と情熱」の関係ですが、その「間」に挟むものってどうされていますか?
選択肢はいくつかあります。
・インシュレーター
・クッションゴム
・革や木
これはスタンドの素材や作り、スピーカーの素材や作り、その両者の間を取り持つものとして、「これ」という1つの回答はないのですが、個人的一番お勧めしないものは「インシュレーター」
(メーカー製の純正スタンドで、スピーカー専用に作られたインシュレーターの場合はもちろんそれが良いです。)
が、この中では一番お金がかかって、費用対効果が低いことが多いと思うのです。
これは自分の経験の話ですが、スタンドを使わずに窓辺にブックシェルフを置いていた頃、いくつかインシュレーターを試した日々がありました。なんとなくもやもやするから。
インシュレーターを使うと、もやもやはなくなりますが、線が細くなることが多かった。
更に、スピーカースタンドとスピーカーの間の場合、各々の素材に加えて、スタンドのスパイクやスパイクマウント、それにまた別のインシュレーターの素材が加わると、もう何の音を聴いているかわからなくなってしまうので、「まずは」インシュレーターは使わない。
機器の音が把握できたらそれに合わせてインシュレーターを探すのがお勧めです。
たとえば、スタンドの脚部もスパイク、スピーカとスタンドの間もスパイクなどにすると、どしっとした音は出にくいので、どんな音を出したいか・・というところ。
じゃあ何を使えばよいかというと、
無難なのは固めのクッションゴム(戸当たり用など)。
それでなければ、薄い牛革など。
スエードだと、響きが止まり過ぎてしまう。
牛革の場合でもスピーカーの前と後ろ4点敷くと響きが止まるので、後ろ2点だけ敷く(場合によっては前2点)のがお勧めデス。
革の素材によって結構音も違ったりするので、切れ端を集めて自分の好みを探すのも良し。
面倒・・という方はゴム脚かな~。
とにかく、重要なのは「スピーカーがスタンドの上で簡単に動かないこと」です!
お試しください。
(竹田)