先日、シルク・ドゥ・ソレイユ「DRALION(ドラリオン)」を見てまいりました。
今年で7回目を迎えるシルク・ドゥ・ソレイユの日本公演「DRALION(ドラリオン)」は中国が誇る伝統芸術と、現代の西洋文化を代表するシルク・ドゥ・ソレイユの驚異的パフォーマンスが融合した作品です。
シルク・ドゥ・ソレイユは過去に、サルティンバンコ、キダム、などなど芸術性の高いエンターテイメントを世に送り出した集団です。
シルク・ドゥ・ソレイユとはフランス語で(Cirque du soleil)「太陽のサーカス」とうい意味で、火喰い芸の大道芸人だったギー・ラリベルテ(Guy Laliderte)により1984年にカナダ・、ケベック州で設立されました。
カナダのストリートパフォーマー達が集結して始まったシルク・ドゥ・ソレイユは、当時アーティストとスタッフを合わせて62名。
それから全世界100都市以上250ヶ所で公演を行い、アーティストとスタッフは世界中から続々と集結し、ついに1500名を超えるスーパーエンターテイメント集団となりました。
現在、全12作品が世界中で公演されています。
なんといっても「シルク・ドゥ・ソレイユ」の人気の秘密は(最大の魅力と言っても良いでしょう)、これまでの伝統的なサーカスの常識を超える、新しいタイプのエンターテインメントともいえる“アーティスティック・パフォーマンス”にあると思います。
人間の肉体の持てる能力を限界まで追求した驚異のパフォーマンスに、芸術の色付けが施されています。演出、振り付け、舞台装置、照明、音楽に至る全てが最高のエンターテイメントになっているからだと思います。
そしてシルク・ドゥ・ソレイユにはサーカスの象徴ともいえる、象、ライオンなどの動物が一切登場しないことも大きな特徴と言えるでしょう。
それは、「シルク・ドゥ・ソレイユ」が芸術性の高いスタイルなのだからであると思います。
日本では1992年の「ファシリオン」、1994年の「サルティンバンコ」、1996年「アレグリヤ」、2000年「サルティンバンコ2000」、2003年の「キダム」、翌2004年「アレグリア2」と東京、大阪、福岡など2000回を越える公演を重ねてきました。
そして今年、満を持して登場したのが「DRALION(ドラリオン)」。
「DRALION」(ドラリオン)は東洋を代表する龍(DRAGON:ドラゴン)、西洋を代表する獅子(LION:ライオン)の融合の意。
この東西の象徴が、融合した素晴らしい文化のエンターテイメントのパフォーマンスを次回のブログでご紹介いたします。
(三浦)