BLOG

お鮨が好きですね。

しかし、美味しい鮨となると、そうそう気軽なものでもありません。

だけど、司馬遼太郎の本にあるみたいに、5時くらいからちょこっと数貫食べて、日本酒あおって、今日は帰るよ、みたいなそんな銀座ばばぁになりたいと思っていて、そうなるからには、そんなにバカ高くなくて、でも長く付き合える板前さんとかを見つけて…など、中々地道な(?)人生設計をしているワタクシです。

それで、ワタクシ、この人のお鮨は先が楽しみ!という人を見つけました。

もちろん私より若いし、日頃から銀座の有名店で舌鼓うたれている方には、ゴメンなさい!教えられない笑笑!

それがどこか、だれか?という話よりも、お鮨も相性、オーディオ店も相性、ということをお話ししたく…。

私自身は、「俺の歌を聴け」「俺の料理を食え」というタイプよりも、「自信はあるけれど淡々と仕事をこなす」というのが好き。歌も料理も。これは好みの問題です。

前者の方が元気が良くて華やかで楽しいかもしれない。でも後者のが長く付き合える気がする。

お客様が、LINNは浴衣美人。僕は厚化粧のお姉さんが好き…と言われたことがありましたが、すべて好みの問題。

オーディオは最終的に、鳴らす人、つまりお客さまの腕によるところと思いますが、お客さまがまずは使ってみようと思えるくらいのシステムの魅力を伝える、あるいはお客さまにあったものをご紹介する…それは店しごと。

昔は、お鮨屋さんで、あれ食べたい、これ食べたい、と自分の好きな物を言ったものですが、この人は信頼できると思ったら、お腹の具合だけ伝えて任せた方が、自分で選ぶよりもよほど幸せな時間を過ごすことができると思うようになりました。だって、その道のプロだもの。

俺の鮨を食えとは言わなくとも、その人なりにこれが美味しいというのがあって、長く付き合っていけば、好みも知って、板前さんには満足する仕事、食べる人には満足する食事、互いに満足な時間が生まれることでしょう。

先日、また腕を上げた板前さんのお鮨を食べて、私もこういう仕事ができるようになりたいと、それには精進精進!と思った次第でした。

360CBDD2-20BB-490F-931F-5284459F9291

いつも食べた後の写真しかない。。。

コメントは利用できません。