再び登場の Boenickeスピーカーです。
美しい木材を組み合わせたキャビネットが印象的。スイス職人によるハンドフィニッシュは暖かさと高級感を醸し出します。
前回も登場の W11SE、W5SE に加え、可愛らしい W8 SE を鳴らしています。
雑誌やカタログで見るのとは印象がまるで違い、かなり小さく見えます。
オーディオ専門店でもそれほど目にすることはないブランドですが、このホログラフィックな立体感は魅力です!
店頭でもよくかける パットメセニー /チャーリーヘイデン 「Beyond the Missouri Sky」から “The Moon is a Hash Mistress”
ポッカリと宙に浮かぶ ギター弦を弾く音、その後を追いかけてアコースティックな響きが包み込みます。
爽やかな立体感とでもいうのでしょうか。
これはきっと、このブランド特有のスピーカーの足元の構造も大きく関係していると思われます。
2本の足の中にあるワイヤーにぶら下がる形でスピーカー後方を浮かせ、前方の足元にはパチンコ玉のような金属球と受け皿が1組。3点支持の様なフローティングの構造。
少し触るとフワフワと揺れ動きす。
加えてスピーカーの背面にトゥイーターを配置して音場の再現を行なっているのです。
当店では LINN DS と OCTAVE アンプで鳴らしています。今までこの組み合わせで鳴らしていることはおそらくほとんどないと思われます。
きらびやかで派手な音とは一味違う立体感、お試しください!
(金野)