BLOG

大型連休最後の日曜日、東京は朝からは雨が降り続いていましたが、いかがお過ごしでしょうか。連休中は晴天にも恵まれ、家族でどこかへお出かけの方も多かったのでは。
こんな天気だし連休疲れを自宅でのんびり癒すのもいいのかもしれません。

そんな日曜の朝のひととき、ラジオに耳を傾けてみてはいかがでしょう。
FMではなくそれもAM(中波)で、ダイヤルはNHK第一、8時05分から始まるクラシック番組の「音の泉」です。

最近はちょっとしたクラシックブーム? のだめホニャララ・・・の影響も手伝ってか。
世間のブームをよそに昔からのクラシックファンにはお馴染みの1949年(昭和24年)にスタート、音楽番組としてはあと数年で還暦を迎える異例の長寿番組なのです。

現在解説を担当されているのが、音楽学者で立教大学名誉教授の皆川達夫さんです。
どこかで聞いた声だと感じたのは、かつてNHK-FM「バロック音楽の楽しみ」の解説も担当していたのです。

オープニングテーマ曲はシューベルトの「楽興の時」で始まり、ハイファイではないラジオから流れる音楽は、皆川さんの絶妙な解説とあい交じり、何ともいえない調べを聞かせてくれます。
放送開始の時代は、戦後の復興まもない時期で、今と違って音楽を聴くという行為は特別なものだったに違いありません。レコードも当時の物価からすれば高価なもの。ラジオこそが一般庶民の音楽の強い味方(これは私事です)だったのです。___つづく____
(写真はわが愛機 SONY ICF-SW55 )
(花木)

コメントは利用できません。