オーディオを設置する時、左右のスピーカーの間にラックを置いてプレーヤーやプリアンプを置く方が多いと思います。実際当店でもそのように設置する場合が多いです。そこで重要なのがラックの位置。私達もスピーカーの位置や電源、アース環境を見直した後、必ずラックの位置も調整致します。環境によって変わってきたりはしますが、例えば、ラックを前後にずらすだけで音が前にでてきたり奥行きがでてきます。
本日は当店6FでARTIKURAT350Aのセッティングをしました。スピーカー間に2台のラックを置いて鳴らします。
最初は平行にして置きます。いいけど音が抜けない。
少し前に出します。音が前に出ますがまだ抜けない。
思い切ってハの字にしてみる。(写真の様に)音が抜けメリハリが出てきた。
これで方向性が決まりました。あとは細かい微調整です。右のラックを1cm前、振りを2mm内になどを繰り返していくうちにまるでバラバラのパズルが完成していく様に音が揃ってくるのです。
本当に笑ってしまうくらい激変しますので是非ご体験下さい。
また1台のラックだったとしても簡単に前後に動かしたり、左右に動かしたりで必ず変わります。もしかして音が抜けないで悩んでたことがラックを1cm動かしただけで解消してしまうかも知れません。是非是非ご自宅のシステムでお試しあれ!
(石井)