今年のテーマかもしれないと思っているワーグナー。
一度か二度ワーグナーを聴きかじっていることを書いたら、さまざまにアドバイスをいただき、指環に固執しなくてもいいのでは?というのが多くの意見でした笑。
指環は長いというのもありますが、実は気分的に馴染まないのが、女性の登場人物の多くが類型化されている感があること。男子は1人の人間の中に尊厳、醜さ、情けなさ、欲深さ、哀しさなどなどが描かれ、人間的で魅力的なのに、なんか女の人、こういうタイプーみたいな感じで。。。音楽のモチーフにまでそれが影響されているかどうかまではまだ聞き分けられていないのですが、つまずいております。
まずはやはり美しい旋律の「トリスタンとイゾルデ」からじゃない?あれは愛の物語だし。とのご意見も多々いただき、少し前からトリスタンとイゾルデに耳を馴らしています。
馴らすまでもなく美しくて、自ら進んで聴ける笑。
波が寄せては返すような繰り返しのなか、沖から少しずつ別のものが打ち上げられ、また沖へと流されてゆく、気づけば違った局面に立っているようなそんな印象の序章。それはまさに人を愛することそのもののように思えます。
これから起こる物語を表しているのだと思うのですが、この序章だけでも何度も聞ける。
ワグネリアンへの道は遠いが、牛の歩みで歩いてはいる?
ちなみにこんな素晴らしい本も教えていただきました!
(竹田)