白洲正子の「かくれ里」に紹介される万葉集の一句から、急に思いは1000年越えて。
軽皇子についての一句に端を発したものの、その頃の小説はパッと浮かばず、井上靖「額田王」に遡ることといたしました。
どんなに史実であろうが、ベースのない者にとって教科書的なものはやはり頭に入ってこないので、まずは小説でその時代の土台を作ろうというわけです。齢40も超えて良くここまで物を知らないと思うけれど、興味が湧かなければ他人事。
まぁ遅まきながら、その時代を描く小説に触れ、少し前は戦国の世にはまり、それを美術の観点から見たり、あるいはヨーロッパに想いを馳せたり、そんなふうにしてなんとなく自分の中に形作られる歴史があります。
、、、の中で、オーディオの歴史ってすごく短い。
だけど、なんだか濃い!?
この時代の人が持ったら、この人が聞いていたらと夢想せずにいられないくらい、面白くもややこしいマーケットなのに、現代でさえも意外と知られていないことにもちょっと戦慄します。。。
長い長い歴史の中にオーディオが介入してたら、何処かで何かが変わったかもしれないと思いませんか。
もっと広めて行きたいなーと思ったら、雑誌ゲーテに載りました。
でもヴィンテージだけでもないですからね、とも言いたい。
(竹田)