さて、今日の話題には特段深い意味はないのですが、私自身が非常に納得したシンプルなテーマです。「皆さんは英語を話せますか?」と聞かれたらなんと答えますか?想像するに皆様の反応はこんな感じではないでしょうか?まず英語を話せる方は「はい、多少なら」とか「カタコトですけど」とちょっと控えめ。一方話せない方は「全然駄目です」という完全否定。
それに比べて外国人に「日本語を話せますか?」と聞くとどうでしょうか? 私のイメージは「YES!! スシー!!」とか「アリガトーッ」等の適当な 反応です。たぶん彼等の感覚ではIcan speak japaneseなのでしょうか。どこかで聞いた話では彼等が美術館に行って初めて著名な画家の作品を目前に して、堂々と「あれはもっとこうした方が良い」等々の議論を始めてしまうのだそうです。
この違いを出してどっちが良いとかを言いたい訳ではないのですが、私としては彼等のマインドは素晴らしいと思っています。ポジティブというか向こう 見ずというか、とにかく主体的ですよね。
話は変わりますが、皆さんは良い音わかりますか?現在私は音の違いのわかる人間になりたいと思い、他のスタッフから教わっています。ただ、まだまだ 微妙な違いが分からず、他のスタッフとまったく違うことを感じていたりします。ただそんなときに本当に感じ取れなかったことを他のスタッフに合わせて同調することだけはしないようにして、分からないなら分からない、または 感じたことをそのまま表現するようにしています。それが大多数と違えば、 自分がきちんと聞き取れていないだけなので、後は私個人の問題として納得 できるまで聞けばいいのですから。皆さんはそんな窮屈な聞き方する必要ありませんよ。それを職業にしているのではないのですから。
ただ、音のわかる人も分からない人も音楽に詳しい人も詳しくない人も沢山 来て頂いて、私はこう感じるとかこう聞こえるという対話をしたいと思って います。スタッフ一同日々ああでもないこうでもないと良い音空間を目指して試行錯誤していますので、その片鱗を皆さんとの対話の中でご紹介差し上げたいと思います。
ちなみに私は「英語できますか?」と聞かれたら「はいできます。バナナッ」と答えるようにしています。(英語は全く話せませんが、関西出身の人なら わかるでしょうか?)
岬