使いこなし

乾燥の激しい季節になって参りました。常に後ろ髪が静電気でフワッと踊っているような状態。

空気中の水分がかなり搾取されているようです・・・。

 

こんなときは、オーディオシステムも、乾いた音になったり、少しいつもよりキツめに聞こえたり。Legatoの2FのLINN ISOBARIKでならしたナット・キング・コールはいつもより声を張り上げたような、らしくない歌い方ですし、1FのUTAHのユニットを搭載したヴィンテージスピーカーは、どうも音離れが悪く、レッド・ガーランドのピアノもこじんまりしています。

KIKOはいつもの鳴りっぷりからすると、手を抜いているような感じで、ロストロポーヴィチのアルペジョーネソナタは、随分乾いた演奏。

こんなときは、やはり「一手間」が必要ですね。

 

ISOBARIKは少しスピーカの位置を前に出します。ほんの5mmで生き返ったように変わります。

UTAHは低域過多になっているので、前足を少し上げます。

KIKOも少し前に・・・。

どれも、空気中の水分が少なくなっているせいで、音が空気中を移動する速度が早くなっているのでしょう。

つまり今までの位置のままだと、低域が出過ぎている状態なので、少し前に出したり、スピーカーのフリを振ったり、前足を上げてわざと低域を減らしたりするのです。

 

5mm、1cmで、文字通り「水を得た魚」のごとく、いつものいい音を聞かせてくれます。

 

ご自宅のシステム、なんだか調子がイマイチ・・・という時は是非お試しになられてみて下さい♪

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