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この2週間、LINN SELEKT DSM CLASSIC関係のご納品が重なりました。

1件は、リビングにSELEKT DSMでの5.1chを一から構築。
(スピーカーはPIEGAで、今回ベルリンフィルのデジタルコンサートを楽しみに)

2件は、お仕事兼の趣味部屋で元々お使いのSELEKTアップグレードのご納品。
おひとりは、Katalyst DACからORGANIK DACへのアップグレード。
(スピーカーはBrodman VC1で、レコードとストリーミング音楽)
もうおひと方は、昨日のことで、アンプとKatalyst DACを追加でバイアンプ駆動。
(スピーカーはLINN Akudorik Passivで、ストリーミング音楽中心)

先週のORGANIK DACの方からは、とても素敵なお便りもいただきました。
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昨夜からあまりの感動に脳内が過呼吸の状態です。
実はすでにKatalystで十分に満足していましたので、Organikにアップグレードしてもその差は僅かだろうと思っていました。
「どうですか」と聞かれてTVの食レポみたいなリアクションはしたくないなぁ、と思っていました。じっくり味わってこそ良さがわかるものだと。にもかかわらず、1分もしない内にOKサインを出してしまった。

正直、音を聴くまでは、Organikの小箱を見ながら、う〜ん、小さい。グラム単価いくらだろう、と思っていました。
何が変わったかを言語化するのは、難しいですが、1つ1つの音が違って聞こえました。高域や低域の伸びがどうこうというのではなくて、「チン」とか、「ボン」といった一音一音がその音に相応しい質量を伴って聞こえるようになった気がします。
音楽としては変わらないのですが、実際にその音を発している楽器や人から発せられる感じです。
40年前に松戸でパラゴンを聞いた時にも同じ感覚を持ちました。シンバルがそこにあると。
Organik + Brodmannは、相性抜群だと思いました。

下は、特筆すべきパフォーマンスを感じた曲です

1.Bach: Cello Suites Nos.3 in C Major Sonia Wieder-Atherton
今、一番好きなチェリストですが、45回転のレコードしかなく、ストリーミングで再生しましたが、腰を抜かしました。

2.Bach: Christe, du Lamm Gottes Vikingur Olafsson
Olafssonのアルバム「From Afar」です。同じ曲をグランドピアノとアップライトピアノで演奏した2枚組。
今回、その違いが私でも明確に聴き分けられるようになりました。

3.Welcome to London Penguin Cafe
後半に向けてのノリが迫ってくる感じがビビットに再現されました。

4.Don’t Give Up Peter Gabriel
何度も励まされた曲ですが、そこにケイトブッシュがいる感じがします。

5.أصفق عليك Rabab
マイケルナイマンがサントラを担当した「髪結いの亭主」のインド音楽です。
今回、Brodmannでインド歌謡が意外とイケることがわかりました。
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お持ちのシステムや、置かれる場所、楽しみ方によって、使い方をセレクトできるのは、
今の時代に寄り添っていてとってもいいなと改めて思いました。
(竹田)

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