1年を振り返る間もなく、あっという間に年末最終営業日がやってきてしまいました。
毎年、なんとなく、最終日に向かって、1年を振り返って「ああだった」「こうだった」ということを思いながら、最終日のブログを考えるのですが、慌ただしく今日を迎えてしまいました・・。
それでも、少し頭を巡らせるだけでも色々なことがありました。
サウンドクリエイト5丁目店の、2丁目への移転。
スタッフ一同が2丁目に集まったこと。
数々の恒例化したイベント。
たくさんの新しいお客様との出会いと、とーっても懐かしいお客様の久々のご来店、いつもいらして頂く方のいつもの笑顔・・。
新しい顔ぶれのスピーカー、ヴィンテージだけれどはじめてお目にかかるもの・・。
とにかくたくさんの出会いにあふれた一年。
個人的には、今年は「文化」という言葉があたまを占めていて「オーディオにもっと文化的地位を与えたい」と躍起になっておりました。
価格やスペック面、マニア度で語られることの多いオーディオですが、「音楽が本来もっているもの」を再現するため心血を注がれるオーディオファイルの皆さまは、とても文化的だと思うのです。
演奏されて録音されたその日から、演者やエンジニアの手を離れて、受け取り手が自由に聴けるもの。
PCからそのままでも、そこへスピーカーを付けても、ヘッドフォンでも、イヤフォンでも、ネットワークに乗せてDACやアンプを通しても、アナログでも、どれも元ネタは1つ。
でもこんなにも沢山の種類の音がある。
でも、1年「文化」「文化」と言い続けてみて、なんとなく、「うーん、言葉で言うものではないな」と言うのが今のところの結論です。
充分「文化的」だということがよくわかったから、あるいは皆さまそんなこと気にせずに音楽に没頭されているから・・。
来年は、「今まで」と「これから」がテーマなワタクシです。
常に「今」だけを重ねていくつもりで参りました。
「今まで」と「これから」の間に「今」があるので、同じようなことなのですが、先人の技術やテクノロジー、熱意や思いに敬意と感謝を持ちつつ、これからとどうつなげていくか、新しいことをどのように取り入れていくか。
何かを作りだすわけではないですが、そういうことを考えることが、また来年の楽しみであります。
最後に、ありったけの感謝を込めて・・・。
そして、また来年もよろしくお願い申し上げます。
(竹田)