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10年前はしょっちゅうお納めしていたJBL BaronやViscount。
ここ数年、パタッと手に入らなくなり、価格は上がる一方。
待てど暮らせどオリジナルのキャビネットは手に入らないので、またフィンランドバーチで作ってしまいました。
それに8Ωの075(ツイーター)と、16ΩのD130(ウーファー)で組み合わせで鳴らしていたのを、本日予約のお客様がご試聴に。

あの時買っておけばよかったけど、どんどん高くなるから・・とご遠方より来店頂きました。
・・と聞き始めたところ「あれ。昔5丁目で聴いた方が鮮烈だったな・・・。」
おっと、それはツイーターの違いかもという話になり、取り急ぎ写真のように16Ωの075に繋ぎ変えて聴いていただきました。
「これこれ!!全然違うな。」
当然かもしれませんが、こんなに違うかというほどスカーッと上が抜けました。
同じスピーカーなのにねぇ。

16Ωと8Ω、同じ075ですが、前者の方が古い時代のもの。
この頃のほうがダイアフラムも薄く、軽くそれで音が飛ぶのでしょう。

オーディオの歴史を遡ると、アンプの出力とスピーカーの能率は反比例していきます。
アンプの出力が高くなると、スピーカーの能率が低くても鳴らせるので、ユニットは小型化、多数使い、あるいはユニット自体が重くなっていく。
音抜けの良い鳴り方は、ヴィンテージと比べると現代のスピーカーはやはり不利。
それぞれの良さがあるのがオモシロイところで、お店では両方取り扱いしています♪
(Viscountは、お嫁にゆくことになりました)
(竹田)

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