今日は、サウンドクリエイト久々のイベントでした。コロナで少しおやすみしていたので。
お休み明けの第一回目は、オーディオ評論家で名高い山之内正先生と、弊店イベントでお馴染みご存知黒崎政男先生、哲学にご自身の軸を置かれている、そのお二人に登場していただきました。
テーマは、クラシックの名曲を時代背景から何から深掘りしていただく。やや学術的なイベントだったかもしれませんが、その背景として揺るぎない音がある。その上で自由に音楽についてお話しいただく、そういうイベントをしたかったのです。
音楽とオーディオと録音はもっと親しく手を繋げばいいと思う。しかも再生芸術はそのレベルに来ています。
高額製品は全く関係ない世界でしょうか?昔電化製品、たとえばテレビが誕生した時はもっと値段が高かったですね。それと同じ。オーディオはBluetoothでも鳴らせる、50年前のものでも鳴らせる。それが、いま、それには太刀打ちできない音、それによって深まる音楽の理解、それはテクノロジーに対しての対価です。
誰しもが払えるものではありません。これを個人で持つのは特権階級のものかもしれない。でもそれは歴史上当たり前のことでやってきたと思います。
しかし、こうしたイベントで録音がここまで来ていることを体験することは、あらゆる人にとってあらゆる局面で何か次へのパスポートになり得るでしょう。
音楽は享受する人にボーダーを引かないと思います。ただ見えないボーダーを引くとしたら、その音楽に対しての理解ではないでしょうか。それはクラシック音楽の話だけではない。JAZZでもポップスでも明太ロックだってある。
これだけ情報の多い世の中で、何かに一筋の光を当てることは、とてもニッチな作業かもしれません。でもそれを実際することが必要と思います。そこここで。
サウンドクリエイトで全部はやれないけれど、オーディオがこれだけ再現性が高くなった今、私たちそれをふんだんに享受したら良いじゃないと思うのです。
今日はその第一発目でした!
(竹田)