・近代美術の巨匠たち/高階秀爾
6月に東急Bunkamuraにデュフィ展を見に行った時に見つけた1冊。
Bunkamuraの本屋さんは、スペースがこじんまりしている割に展覧会や放映中の映画、その他諸々に合わせてか置いてある本が結構入れ替わっていて、幾たびに欲しい本見つかります。
これは気楽な本で、近代美術の巨匠13人について、絵の説明というよりはその人物像について書かれています。電車のお供にぴったり。
・ほんもの /白州正子
白州正子さんのエッセイを集めたもの?青山次郎のことやだんなさんの白州次郎のこと、十いくつかの話の中に「銀座に生き銀座に死す」という題のついたものがあります。普段頭から読んでしまうタチですが、この話から読んじゃおうかなー。
つい先日、正子さんの娘さんの牧山桂子さんが書かれた「白州次郎・正子の夕餉」という綺麗な本を手に取りました。
彼らが食していたものを素敵な器に盛って、その脇に作り方と一言思い出話が寄せられたもの。
娘さんの目を通した正子さんは、ずいぶん我が儘でオモシロイ強烈な人だった様子。大笑いしながら読みました。
この「ほんもの」は、今年のあたまに出版されたもの。
・執事とメイドの裏表 /新井潤美
イギリス文化について書かれた本が多いです。
「不機嫌なメアリーポピンズ」は、映画の中のイギリス文化について書かれているし、「自負と偏見のイギリス文化」は、ジェーン・オースティンの小説を題材にしているし、この本は海外ドラマの「ダウントン・アビー」を見て書かれたようです。
なんでもそうかもしれませんが、特にイギリスって、日本で育った常識からはとても不可解な面があるので、この方の書かれたものをを読むといつも「なーるーほーどー!」と深く納得します。
・等伯 /安部龍太郎
春に等伯巡りをした後、ハードカバーなのでベッドの脇に置いて3行読んでは眠り・・・と繰り返していたのが、先週久々に手にしたところ、話が急展開して一気読み。面白くて結局電車のともにも持ち歩いています。
昨年の直木賞ですね。
・永遠の故郷「薄明」 /吉田秀和
オーディオ・音楽愛好感の方ならご存知の吉田秀和さんの本。
集英社から出ているエッセイ集。
まだパラパラとしか読んでいませんが、美しい文章。
いつも感覚だけで音楽を聴いてしまう私にはただただあこがれるばかり。
・歌舞伎の楽しみ /坂東三津五郎・長谷部浩編
しばらく療養していた三津五郎さん、8月の納涼歌舞伎で元気な姿を見られて、本当に嬉しかった。まだまだ観たい!
この間読んだ「あばれ熨斗」は、お客さんへの感謝の気持ちなどが頻繁に書かれ、文章がちょっと真面目過ぎ。(ご本人のほうがずっと面白そう)
これは演劇評論家の長谷部浩編なので、感謝のあたりは割愛されていて読みやすいかも?と推測。
読みたい本はやまとあるのに、読むのが遅くて時間語りなーい!